「悟るって、20代じゃ無理だよね。30後半になって、かなぁ」
姉の言動にビックリ仰天の俺だった。それってぇのは、お前、自分が悟ってるとでも?
外で言わない事を願う。
こんばんは、皆さん、如何お過ごしですか?
困った身内をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、自分とは別の生き物だから生ぬる~く
心の距離だけは置いて行きましょう。
行ったと言えば、行きましたよ、行きました。
今年の夏は6日に渡ってタケルンとエンジョイしましたよ。
その感謝の気持ちを籠めてか、タケルンが旅行の土産を買ってきてくれた時には
おじさんジーーンと来ちゃったね。
ブルーベリーのキャラメルだった。甘くてうま~いキャラメルだ。
少ない小遣いから買うんだからかなりの高級品だ。
俺の収入で換算すると、ベンツのSLくらいかな。言わせてくれ。
タケルンは姉に似てドケチだから、清水の舞台から飛び降りたに違いない
俺の為に・・・号泣。
ドケチと言えば、タケルンが低反発の枕を欲しがっていたのだが、丁度誕生日に来てたから
タケルンにプレゼントとして贈る事にした。
タケルンの羨望は14800円の超高級枕だったが、姉があり得ない!と大反対。
俺もあり得ないと思う。何せ俺の枕は1000円のパイプ枕だ。
安くて暑くなくて高さや形が変形自在のコイツにラブ。
ラブなんだが、ガキの分際で俺の枕が15個も買える勢いの枕など使わせてなるものか!
妬みが沸々しちゃうぞ。でもパイプラブ。しかし妬む。
安物があってまあまあの柔らかさで気に入った様子。
「これでいいなら買うよ」
「でも・・・いい!お母さんに怒られるから」
「なんでだよ。プレゼントだぞ?タケルが何を貰おうが怒られる筋合いじゃないんだよ?」
「いい・・いい!おもちゃでいい!」
枕で3000円もするのは怒られるんだそうだ。(俺の枕なら3個買えるがな。ちょっと妬ける)
しかし言っておくが、あいつは金に異常な執着を持つドケチ人間なんだぞ?
自分の財布が痛くなきゃ気にしやしねーよ。
と、ママの汚い根性を披露するわけにはいかないから、タケルンが遊んでる間に勝手に買っちまった。
既成事実だ。
今日は安全日♪ → 出来ちゃったの・・・ → 結婚 → ( ̄ー ̄)+ だ。
買った枕をホイと見せると「ええー怒られるよぅ~((>д<))」とビクビク。
「じゃあお父さんに怒らないように言って貰え」
親父登場。
親父「お父さん、お母さんに何も言えないもんなぁ~ヘラヘラ」
しまった。親父の威厳を示せるところだと思ったのに、使えねーヘタレっぷりをタケルンに
知らしめてしまったではないか!
楯になろうとする気さえねーのか。ダメだこりゃ
いや、よく考えてみれば、こんなヘタレでも生きて行けると勇気をくれる存在かも知れん。
フォローどころか寧ろ馬鹿にしてる感じに仕上がってしまう俺の文章力。
プレゼントのせいで暗い気持ちで帰るのも可哀想だから結局俺が姉に電話をした。
ようやくタケルンも安心のご様子。
お前の家は北か?
そんな事もあったが、アリエッティ展にも行って来た。
その前に、前日アリエッティの歌をゆーつべで聴いてみた。テンションを上げる為に。
唄うタケルン。
しかし翌日「床下にずっと・・・・・借りぐら~~~し~~~しーてたの~♪」
「違うよ、床下にずっと・・・・・・・・・・・借りぐらしーしーてたの~♪だよ」
「違うよ。床下にずっと・・・・・借りぐら~~~し~~~しーてたの~♪だよ」
俺、負けず嫌い。
youtubeをつけて「借りぐらしーしーてたの~♪」
「本当だー、のりが合ってた」
「うむ」勝ち誇る俺。相手、まだ小学生。しかし俺の勝ち。
移動中もタケルンが繰り返し唄う。
が、少し違う・・・ちょっと、しっかり憶える前に作曲しないで!そっちに呑み込まれる。
「ち・・違うよ、こうだよ」
「すごーい、のりって憶えるのうまいねー!」
誇らしげな俺。そ、そうかな?えへ。
しかし唄うほどにまたタケルンがオリジナリティーを出してくる・・・・。
ち、違う、そうじゃない・・・・でも・・・ああ、なんだっけ?
タケルンオリジナルが頭の中で流れて、本当の曲が出て来なくなっちゃったじゃないかーー!!
どうでもいいか。
アリエッティ展は映画を観たら行ってみた方がいい。
「うわ~ぁ、アリエッティの世界だぁ~~」ってなるよ。
タケルンはなってなかったが・・・・
「見て、これ画鋲だよ。こんなに大きい。ねえ、タケルこれ見てよ、クリップだ。これは鉛筆の
キャップ、花瓶になってるよ。これ瓶のフタだ、すげーー」と、興奮に巻き込んでやった。
「本当だー凄いねぇ」と、タケルンはお愛想程度に返してくれていた。ありがとう、大人な対応を。
しかし「種田陽平展楽しかったねー」とも言っていた。ボンヤリ楽しかったようだ(爆)
きききりんゲームもブームになった。
ハルさんというキャラで声を担当しているのだが、たまたま乗った電車に「悪人」という映画の
ポスターがあって、そこに樹木希林がいたのだ。
「この人がハルさんの声をやった女優さんだよ」と教えると、名前の響きと顔がいたく気に入った
様子で、俺の体のあちこちを「き・き・き・り・ん」と一文字言うごとに突きだした。
俺がやり返すと、身をよじって笑い転げている。
それをただやり合うだけのゲームが「きききりんゲーム」だ。楽しそうだろう。
全国区でブーム到来の兆し。
ねぇな。