不育症のテーマにようこそ!
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子宮頸癌の疑い?
 
「きっかけ」
2003年1月・・・私は産後1ヶ月検診でした。経過は順調。
しかし、その後3日間ほどかゆみとおりものが続きました。
おりものは量が多く普通ではないなあ~と感じていました。
母乳をあげていたので薬は使用できないし、
早めに受診しなくてはいけないと思い「クリニック」へ予約の電話をしました。
次の日朝から不正出血が、母乳も少なかったので生理かな?と
思ったりしたのですが
インターネットで調べてみると、
ほとんどが「早い人で産後2ヶ月で来る人もいます。」と

書かれており、私はまだ1ヶ月しか経ってないのにやはり変だ。。と
感じ始めました。

この日 クリニックから電話が
「急で申し訳ありませんがT先生外来休診となりました。」

「先生に確認したところ大学病院なら診てくださると言ってましたよ。」と言う連絡が入り急いで大学病院に予約を入れなおしました。
出血の量は少なく2日で治まりましたが、その4日後 また出血してきました。

「受診」
状況を主治医に話し診察してもらうことになりました。
「機能性出血だと思うけど」と言われましたが、
念のため「子宮癌検査」をしました。

結果は1週間後です。

「細胞診の結果」
結果はクラスⅢ(擬陽性)でした。
I 、II が良性 IV、 V が悪性を想定するということです。

ただ クラスⅢには、IIIaとIIIbがあって、
私の場合検査結果がはっきりしなかったのか、aとbの間で迷ったのか、
Ⅲとしか記載されておらず、再検査してくださいと言うことでした。
私は定期検診を疎かにしていたわけではなく、
今回も妊娠前に頸癌・体癌の検査をしていましたし、
妊娠前も妊娠中も(性行為・内診・超音波)による出血はありませんでした。
なのでクラスⅢという結果にとてもショックを受けました。
癌=転移→死というイメージと我が家系は癌家系ではないのにどうして?
という思いもありました。
主治医は、「もし再検査をしてクラスⅢ以上が出た場合には
考えないといけないけど
出産後だからね」と言いました。
出産後だから(この意味ですが)・・
これは不育症の基礎知識といいましょうか(笑)

胎児は母の遺伝子半分 父の遺伝子半分で作られます。
つまり半分は母親にとっては異物で、普通ならばこれを攻撃しようとするのですが
それでは妊娠が継続しません。継続させるために免疫力が低下するのです。
つまり免疫力が低下しているからかもという事でした。
検査結果は1週間後ですが、主治医外来が休診とのこと。
「結果は1日でも早い方がいいから 来週 腫瘍外来の先生に診て貰って」
いつもの私だったら「信頼できる先生におまかせしたい」と
絶対頼んでいたのですが、

今回の場合、もしもの事を考えると腫瘍専門に見てもらえる先生が
良いと思ったこと

また、丁度この時期主治医は教授選を控えて忙しいのがわかっていたため、
我がままを言えなかったと言うのがありました。

「詳しく知りたい」
不育症のことは多少の経験からわかっていますが、
子宮癌となると全く無知の私でした。
当然「詳しく知りたい」と思うわけで、イ
ンターネットでいろいろ調べてみました。

そこで感じたことは、クラスⅢでも子宮全摘をした方が多くいたことです。
擬陽性でも実際 悪性だった方がいるんだなあ~と感じました。
ほとんどの方が症状はなかったようですが、
中には生理周期が遅れて検査したら悪性だった。。。と言う方もいました。
「あ~やっぱり見なければ良かった。」ますます落ち込む私です。
しかし、後々冷静に考えてみると それは子宮癌のサイトであって、
体験談は癌だった人しかないことは当たり前なんですよね。
クラスⅢで陰性でした(大丈夫でした)という体験談はないと言うことです。

「偏見」
サイトで勉強している内に、
子宮頸癌患者はひどい偏見にさらされていると思いました。

と言うのも、子宮頸癌の原因はHPVというウィルスが原因です。
いろいろなサイトを見て回りましたが 
性行為でうつる=複数人との性行為を表現している
サイトも多々あり 偏見もひどいよな~と思いました。
男女どちらかがHPVを保有していれば、
パートナーが1人であろうと行為が1回であろうと

うつる可能性はあるのですから。
でも、HPVを男性がもっていても
男性は発病しないらしいのです。(不思議ですね・・・)