若かりし頃、職場の懇親会が有りました。
メニューに手巻き寿司があり、
年配のAさんと言う方に
ちょっと作ってと言われお渡ししました。
すると、
あんた、品が無いなぁ こんな色々
入れられて食べられるかいな。![えー?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/070.png)
![えー?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/070.png)
そ、そうなんですね💦
すいません。
次にお茶を持って来てと頼まれました。
すると、
やっぱりあんた品が無いわ。
お茶っちゅうもんは湯呑み六、七分めで
止めるもんやで。入れ過ぎやねん。
ひえー
すいません。
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
つぎの日、先生宅に伺うと
何かあったんじゃ無いですか![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
はぁ、先生には隠し事が出来ないですよね
実は...と昨日の話を先生に。
すると先生はカラカラと笑われながら
あんなさんらしいお話ですね。
ええっ、どう言う事でしょう💦
あんなさんの事ですから
お寿司は色んな具材を入れてあげたい。
お茶も沢山飲ませてあげたいって思ったんでしょ?
そうですね、自分がその方が
嬉しいですから💦
その気持ちは間違ってないんですよ。
ただ嬉しいは人に寄って違いますからね。
恐らくその方は品が無いと言う言い方から
少しの物を品よく食べるのが
お好みなんでしょうね。
だから最初のお寿司は仕方ないにしても
お茶の時は予測が立てられたら
完璧でしたね。
正解を一つの形に求めると往々にして
失敗するんですよ。
相手に寄って答えは千差万別ですからね。
昔、私の村で面白い話が有りましてね。
金持ちの気難しいお婆さんがいたんですが
お嫁さんを募集したんです。
で、花嫁の条件と言うのが野点の幕を
上手く貼れる人と言うのが条件だったんです。
あんなさん、どんな人が見事花嫁になったと
思いますか?
ええっ![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
やっぱり一人でテキパキと
上手く貼れた人ですか?
そう思うでしょう?
村中のしっかり者が我こそはと
挑戦したんですが、ことごとく全滅でねぇ。
はあ、![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
やっぱり気難し屋さんだけに
誰がやってもダメって事でしょうか?
それがね、最後に村一番のおっとりした娘が
行ったんです。
それは、また無謀な挑戦ですね。
そう思うでしょう。
所が結論から言うと、
その娘が花嫁になったんですよ。
ええっ?なんでなんですか![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
その娘さんは最初から最後まで
いちいち全部をそのお婆さんにお伺いを
立てて、全部お婆さんの言う通りにしたんですね。
なるほど。コペルニクス的な発想ですね💦
そうですか?
結局、人はね皆んな自分なりの正解が
有ると言う事なんですよ。
だから相手の気持ちに寄り添う事が
相手にとっては一番の正解なんですよ。
そうそう因みに、あんなさんの
入れて下さるお茶はお茶飲みの私にとっては
大正解ですよ。![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
ありがとうございます😊
そうですよね。
形だけ追いかけても意味が無いんですね。
勿論、基本の形は大事なんですよ。
形無くして自由気ままに振る舞うのを
形無しや形崩れと言うです。
形をキチンと学んだ上で
今度はそこから発展させていく事が
大事なんです。
それを型破りと言うんです。
だからね、形無し、形崩れと
型破りでは形を守ってない意味では
同じようでも雲泥の差があるんですよ。
分かりました。
形だけでなく、
相手目線でモノを見ると言う視点は
後々、色んな場面で私を助けてくれました。
三番目ちゃんの不登校の折も
同じ事を伝えるにしても、この
こう言う言われ方したら三番目ちゃんに
してみたら どんな気分になるかな?![えー?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/070.png)
![えー?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/070.png)
と言う視点が随分、無用のトラブルを防いで
くれたと思います。
全ての子供さんの不登校が一日も早く
思い出話に変わりますように。
心からお祈りしています。
今日もお読みいただきありがとうございました。