魚卸売業者計画第一弾、始まります。
完全不定期連載。
もし動きがあれば更新いたします。
さてさて、ムンバイで手に入れたアフガン人トレーダー、アハマディ兄弟とのコネクション。
これは生かさない手は無い!
という事でメールをしたところ、「マグロ売れない?」との返信。
よっしゃ、一丁マグロ売ってみるか!(完全に悪ノリ)
マグロと言えば築地。という事でまずは視察しに行こう。
やはり現場を見ておかねば。敵を知り己を知れば百戦危うからずとも言うし。
よし、明日は6時には築地に着くぞ!
すやすや・・・。
ぴぴぴ、ぴぴぴ、ぴぴぴ♪
あと5分・・・
さて!そんなわけでしっかり”7”時に築地到着。(寝坊したのはここだけの話)
ほう、ここが築地か、やはりでかい。
倉庫の様な建物の中に鮮魚店が所狭しと並んでいる。
中は魚を運ぶための立って乗るゴーカートみたいなのが狭い通路をブンブン走る。
よし、入り口すらわからんが、もう10年やってる顔で入って行こう。と心に決め、ブラブラと足並み強く戦場へ向かった。
おお、すごい。
大量の発泡スチロールに並べられた魚たち。
マグロもおる、でかい。(テレビで見るカチコチになった冷凍物)
いやはや本場やな。
しかしインドの魚市場よりすこぶる衛星環境がよい。
魚は地面に山盛り、ツバは吐くしタバコも捨てる。そんなのは日本ではありえないようだ。(いいね!JAPAN!)
ブラブラ歩くとマグロを扱っている店を発見。
よっしゃ、絡んでみるか。
おれ「おはようございまーす」
店主「いらっしゃい」
おれ「ここは本マグロしか扱ってないんですか?」(精一杯の知識)
店主「いや、メバチやインドマグロも扱ってますよ」
おれ「へー」
そこで当然の質問が飛んできた。
店主「お客さんは何なさってるですか」
きた。ここで舐められちゃいけない。
おれ「インドからマグロを輸入しているんですよ。ムンバイというところから」
店主「・・・そうですか」
あきらかに冷たくなる店主の視線と態度。(冷凍マグロもびっくり)
はっ!
おれはそこで気がついた。
おれの発言は店主へのSE・N・SE・N・HU・KO・KU!
「マグロ売って生活してます。値段見にきました。あなたの取引先もらいますよ」と言わんばかりの(というかほぼ明言している)態度。
おれ「じゃ、他見てきます」
去って行くおれは背中に何か冷たいものが突き刺さっているのを感じていた。(完全にビビる)
もう懲りた。
これからは学生と名乗ろう。(やはり正直に生きるべきという事を悟る)
その後、違うマグロ店で切り身を買い、店の人と話す。
そこでマグロの現状を聞く。(勉強や)
値段は聞けなかったが、雰囲気はつかめたぞ。
しかし腹減ったな。朝飯を食べよう。
ホットコーヒーを買って、店の人にオススメの場所を聞く。
テクテク。
ほう、ここか。オススメされたのは大和寿司。(ダイワと読むのよ)
回っていないところは始めてだ。値段は時価なのかなとビビりながら中に入る。まあ1万円はあるし、大丈夫だろう。ガラガラ。「いらっしゃい!」
完全に寿司屋だ。(もうTHE・寿司屋)
「オススメでいい?3500円だけど」
すかさず、
おれ「高いっすね~、もっと安いのないですか」
というヘタレっぷり。
結局おまかせを注文。
一貫500円相当の寿司が握られて、目の前の下駄の様なものの上に置かれる。
「中トロだよ」
パクリ。
うめーーー!(さすが牛丼2杯分の寿司)
全部食べて、追加でアジも食べ、満腹でお会計。
「3800円です」
「はいはい・・・あれ?」
財布の中には3000円しか入っていない。(なぜだ!)
あ、昨日ハット買ってた!(はっと気づく)
「すいません」
「いいのよ、次きた時に払ってね」
なんて優しいんだ大和寿司!
外に出たおれはすぐにコンビニを探しに、お金をおろして10分後店に戻った。
「こんにちは、お金を払いにきました」
「あらー来てくれたの!」
「美味いもの食べてもお金払わなかったら後味悪いですから」
「そう?笑」
お金を渡す。
「では大丈夫ですね。これでやっと言えます。『美味しかったです』」
「ありがとう、また来てね~」
完全に調子に乗っている。(正しいお金を払っただけで)
・・・。
おれ観光してるだけじゃね?
とりあえずドトールでコーヒー。
今日の事をアハマディにメールする。
そしてTwitterでつぶやく。
すると友達から「この店に行くべし」との指示。
築地にある大きなマグロを扱っている店の情報だった。
とりあえず当たって砕けろ!
もう営業時間は終わっていたが、アタックする。
ウロウロ・・・。
おっと、こっちの方か・・・。
なんだか見覚えが・・・。
うわーやっぱり・・・。
その友達がくれた情報は、自分が朝「同業者です」と宣戦布告した店だった。(どんぴしゃり)
恐る恐る店を覗くと、もう店じまいした後だったため、ほっとする。(なんやそれ)
もう帰ろう。
そう思って築地から外にでて、東銀座駅に向かう。
ん~、なんだか違和感。というか、気持ち悪い。腹も痛い。うわ、吐きそう。と・・・トイレを。
コンビニを探しトイレに駆け込む。
・・・・・・・・・・・。
こうして、人生で初めて食べた回らない寿司は、遠く便器の彼方に吸い込まれていった。
つづく。
完全不定期連載。
もし動きがあれば更新いたします。
さてさて、ムンバイで手に入れたアフガン人トレーダー、アハマディ兄弟とのコネクション。
これは生かさない手は無い!
という事でメールをしたところ、「マグロ売れない?」との返信。
よっしゃ、一丁マグロ売ってみるか!(完全に悪ノリ)
マグロと言えば築地。という事でまずは視察しに行こう。
やはり現場を見ておかねば。敵を知り己を知れば百戦危うからずとも言うし。
よし、明日は6時には築地に着くぞ!
すやすや・・・。
ぴぴぴ、ぴぴぴ、ぴぴぴ♪
あと5分・・・
さて!そんなわけでしっかり”7”時に築地到着。(寝坊したのはここだけの話)
ほう、ここが築地か、やはりでかい。
倉庫の様な建物の中に鮮魚店が所狭しと並んでいる。
中は魚を運ぶための立って乗るゴーカートみたいなのが狭い通路をブンブン走る。
よし、入り口すらわからんが、もう10年やってる顔で入って行こう。と心に決め、ブラブラと足並み強く戦場へ向かった。
おお、すごい。
大量の発泡スチロールに並べられた魚たち。
マグロもおる、でかい。(テレビで見るカチコチになった冷凍物)
いやはや本場やな。
しかしインドの魚市場よりすこぶる衛星環境がよい。
魚は地面に山盛り、ツバは吐くしタバコも捨てる。そんなのは日本ではありえないようだ。(いいね!JAPAN!)
ブラブラ歩くとマグロを扱っている店を発見。
よっしゃ、絡んでみるか。
おれ「おはようございまーす」
店主「いらっしゃい」
おれ「ここは本マグロしか扱ってないんですか?」(精一杯の知識)
店主「いや、メバチやインドマグロも扱ってますよ」
おれ「へー」
そこで当然の質問が飛んできた。
店主「お客さんは何なさってるですか」
きた。ここで舐められちゃいけない。
おれ「インドからマグロを輸入しているんですよ。ムンバイというところから」
店主「・・・そうですか」
あきらかに冷たくなる店主の視線と態度。(冷凍マグロもびっくり)
はっ!
おれはそこで気がついた。
おれの発言は店主へのSE・N・SE・N・HU・KO・KU!
「マグロ売って生活してます。値段見にきました。あなたの取引先もらいますよ」と言わんばかりの(というかほぼ明言している)態度。
おれ「じゃ、他見てきます」
去って行くおれは背中に何か冷たいものが突き刺さっているのを感じていた。(完全にビビる)
もう懲りた。
これからは学生と名乗ろう。(やはり正直に生きるべきという事を悟る)
その後、違うマグロ店で切り身を買い、店の人と話す。
そこでマグロの現状を聞く。(勉強や)
値段は聞けなかったが、雰囲気はつかめたぞ。
しかし腹減ったな。朝飯を食べよう。
ホットコーヒーを買って、店の人にオススメの場所を聞く。
テクテク。
ほう、ここか。オススメされたのは大和寿司。(ダイワと読むのよ)
回っていないところは始めてだ。値段は時価なのかなとビビりながら中に入る。まあ1万円はあるし、大丈夫だろう。ガラガラ。「いらっしゃい!」
完全に寿司屋だ。(もうTHE・寿司屋)
「オススメでいい?3500円だけど」
すかさず、
おれ「高いっすね~、もっと安いのないですか」
というヘタレっぷり。
結局おまかせを注文。
一貫500円相当の寿司が握られて、目の前の下駄の様なものの上に置かれる。
「中トロだよ」
パクリ。
うめーーー!(さすが牛丼2杯分の寿司)
全部食べて、追加でアジも食べ、満腹でお会計。
「3800円です」
「はいはい・・・あれ?」
財布の中には3000円しか入っていない。(なぜだ!)
あ、昨日ハット買ってた!(はっと気づく)
「すいません」
「いいのよ、次きた時に払ってね」
なんて優しいんだ大和寿司!
外に出たおれはすぐにコンビニを探しに、お金をおろして10分後店に戻った。
「こんにちは、お金を払いにきました」
「あらー来てくれたの!」
「美味いもの食べてもお金払わなかったら後味悪いですから」
「そう?笑」
お金を渡す。
「では大丈夫ですね。これでやっと言えます。『美味しかったです』」
「ありがとう、また来てね~」
完全に調子に乗っている。(正しいお金を払っただけで)
・・・。
おれ観光してるだけじゃね?
とりあえずドトールでコーヒー。
今日の事をアハマディにメールする。
そしてTwitterでつぶやく。
すると友達から「この店に行くべし」との指示。
築地にある大きなマグロを扱っている店の情報だった。
とりあえず当たって砕けろ!
もう営業時間は終わっていたが、アタックする。
ウロウロ・・・。
おっと、こっちの方か・・・。
なんだか見覚えが・・・。
うわーやっぱり・・・。
その友達がくれた情報は、自分が朝「同業者です」と宣戦布告した店だった。(どんぴしゃり)
恐る恐る店を覗くと、もう店じまいした後だったため、ほっとする。(なんやそれ)
もう帰ろう。
そう思って築地から外にでて、東銀座駅に向かう。
ん~、なんだか違和感。というか、気持ち悪い。腹も痛い。うわ、吐きそう。と・・・トイレを。
コンビニを探しトイレに駆け込む。
・・・・・・・・・・・。
こうして、人生で初めて食べた回らない寿司は、遠く便器の彼方に吸い込まれていった。
つづく。