つづきです。
電話口から聞こえる代表の声は、
どこか心配そうな、どこか悲しそうな声に聞こえた。
この時のとんとんは、既に預かりママさんから教えていただいたフード量もキレイに食べてたし、気になる事と言えば、お水をあまり飲まないことくらい。
代表「お水はそんなに気にしなくて大丈夫」
代表「実は、ちん平がね…」
どうやら、寂し泣き?が凄くて、ちん平が里親さんの元から帰ってくるらしい。
これは、仕方がないこと。
誰も悪くない。
ちん平のことを想うと、胸がぎゅーっとなる。
ここで、代表から思ってもみない相談が。
代表「そこで相談なんだけど、ちん平どうかな…」
この代表。
とにかく猫ファースト。
そんな方からの突然の相談。
えっあたす
とんとんにも、まだ心を許して貰ってない身分だよ!?それでも託してもいいと思ってくれるの??
私の心は、もう決まってる。
主人と話して連絡する旨を伝えて電話を切った。
ドキドキ
主人の答えはわかってる。
塞ぎ込んでるとんとんをみて、1人では可哀想だと言っていたので、間違えなくOKするだろう。
そして、私たちは正式に里親になる意思表示をした。
その時、電話口の代表は、わんわん泣いていた。
ちん平は、どのくらい大きな声で泣くんだろうか。
近隣への騒音問題は大丈夫だろうか。
もし、それが分離不安症だったとしたら、対処法はあるのか。治すことはできるのか。もし治せるなら、どのくらいの費用がかかるのか。
一日泣き続けた場合、とんとんに影響は無いのだろうか。
出来る限りの準備をしておこう。
その日から、私はインターネットネットで色々調べまくった。
思い返してみれば、譲渡会で1匹だけエンドレスに泣き続けたり、お届けの際う○こ漏らしたり。
ネットに書かれている分離不安症にピッタリ当てはまるのだ。
大変な経験をしているちん平だもん。
1年間預かりママさんのところにいて、分離不安になってもおかしくはない。
もし、本当に分離不安だったとしたら?
それでも、私の答えは変わらない。
ちん平。
私に任せとけ!どんなに鳴いたっていい。
一緒にがんばろう
つづく
お届け動画がUPされました
クッションの下から無理矢理引きずり出されたとんとん。
この後…家出します
冷蔵庫の上に。
災難続きのとんとんでした