Chapter2受診
次の日、僕は病院へ行った。「パニック障害だろうね」とドクターは言った。やっぱりそうか。生活の中で以前から違和感を感じてた。乗り物酔いがひどいことから、バスや電車を避けていた。そして、乗ることができた飛行機にさえ恐怖感を覚えた。パニック障害が重症化すると、予期不安がさらに強くなり、車にも乗れず、歯医者や美容室など身動きが取れないような状況を避けるようになるという。幸いにも、僕は医療職ということもあり多少の知識があったため早期に受診し治療を開始することができた。ドクターの診察を終えて僕はホッとした。話を聞いてもらえた。それだけで、気分が落ち着いた。診察を終え病院から帰る頃には夕方となり空は徐々に暗くなり始めていたが不安感はなかった。むしろ落ち着いていた。これから僕はどのくらいの間この病気とともに暮らしていくのだろう。発作はまたやってくるのだろうか?それとも、もう来ないのだろうか?そんなことを考えながら家路に着いた。