走って公園に戻った。
公園は、浮浪者が入らないように施錠されてた。
周囲は高いフェンスで、上には有刺鉄線。
公園自体が道路より高い所にあり中が見えづらい。

外から見る限り財布はない。
でもやはり入らないと・・・
ということで
なんとか3重の有刺鉄線を越えて公園へ入った。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

公園の中を探すがない。
そもそも公園と言っても児童遊園だから、小さい公園
ベンチの周りを見るけどない。

その時着信が

「あった?」
「あったの?カバン中入ってた?」
「あったじゃない。そこあったか聞いてるの!」
「ない。仕方ない。コーヒーのとこかな。あなた、先行って聞いて。場所わかるか?」
「わかるよ。先行くな。」
「コーヒーのとこで待ってて」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

外から入るときは、駐車場のブロック塀を使いなんとか有刺鉄線を越えたけど
中から出るのがなかなか難しい。
なんとか倉庫の屋根を使って越えたけど
有刺鉄線に引っ掛かって、けっこう引っ掻き傷ができた。

歩きながら区役所へ電話
交換の人がでたけど、今日は日曜
とうぜん管理している公園課の人なんていない。
交換の人もどういうふうに管理されてるかわからない。
仕方ない。月曜日にかけるしかない。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

喫茶店まで戻った。
彼女はもう中にいて、店の人に聞いている。

「あったか?」
「ない・・・」

どうしようもない。

「警察行こう」

歩きながら彼女がぽつり
「神さま。なんで私ばっかり・・・」



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