〔家にある本〕
SM小説の大家 団鬼六大先生作です。
- でもこの小説はエロ小説じゃありませんよ。
- 真剣師(賭将棋で生活している人)だった小池重明の自伝記です。
たぶんこの小説が結構有名になって
漫画でも真剣師関係のものが連載されるようになったのかな???
ザ・昭和の匂いただよう小説。
時代的には昭和50年代から60年代にかけてでしょうか・・・・
将棋には天賦の才能があるけれども
それ以外には全くダメ人間である小池さん。
いわゆるイメージ通りの破滅型の天才です。
周囲で巻き込まれた人たちは災難であっただろうけど
一つの人生として「外」から見たら
それはそれで、面白いドラマなのでしょう。
(破滅して死んだ人の人生を面白いといっていいかどうかわ疑問だけど・・・)
音楽でもそうだけれども、破滅型の人は
死んだ後からその才能を評価されるのでしょう。
生きているうちは才能があってもたたかれる方が大きいけど・・・
(才能がある天才型でも理知整然としている人の人生は、子供の伝記にはなってもドラマにはなりにくいですね・・・)
ただ、「破滅型」というのはその人にとって良かったことなのか、悪かったことなのかはわかりませんが・・・
こういう小説を読むと、なぜか大阪の天王寺を思い出してしまいます。
(小説の中に通天閣の死闘が出てくるけど・・・)
ここはいまでも結構外で将棋指している人が多いですよね。
天王寺~西成にかけては、同じドヤ街でも
また山谷と違った趣があるので
歩いていても面白い(?)です・・・
