Chipapa の備忘録

忘却は、人間の味方であり敵であり。。忘れたくない珠玉の思い出達を書いていこう♪


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実に6年半ぶり!の更新ですって(´▽`*)

6年半、元気にしていました。色々あった気もするけれど、過ぎてしまえば皆、夢のよう♫

というわけで、6年半ぶりの更新だけど、特に特別なこともなく、最近読んだ本の感想を(*^^*)

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文通をモチーフにした別の本のあとがきで紹介されていて面白そうだったので、名著「チャリング・クロス街84番地-書物を愛する人のための本」を読みました。

ニューヨークに住む劇作家の女性ヘレン・ハンフと、ロンドンの古書店マークス社の男性店員フランク・ドエルとその同僚や家族との文通をまとめた本。実際に交わされた書簡のみで綴られています。

ヘレンが、古書店に、絶版になった本を探して欲しいと依頼するビジネス文書から始まるのですが、20年近くにもわたるやり取りの中で、ヘレンの辛口のユーモアと、それを優しさと礼儀正しさをもって受け取るドエル氏とその周りの人々のハートウォーミングなやり取りが、何とも楽しい。

手紙の始まりは、1949年10月。当時のイギリスは、肉や卵なども配給制だったようで、そこに物資豊かなアメリカから、ささやかなクリスマスプレゼントとして、乾燥卵や肉の缶詰を贈るところも、驚きがあって面白かったし。

通勤電車の中で、先が楽しくてどんどん読んで行ったのですが。。

最初の手紙から19年たった1968年10月に、突然終わってしまうのです。

何故終わるのか。。って。ネタばれだから、書いていいものか迷うけど、書いてしまおう。

生きとし生けるものならば必ず迎える別れによって。

ニューヨークで劇作家という競争の厳しい仕事で生きる一人の女性と、ロンドンで家族をかかえ忙しい仕事をする古書店勤務の男性との、手紙を通した交流は、時間にしてみたら、彼らの人生の中でもさほど大きなポーションではないかもしれません。ましてや、一度も会わずに19年たってしまうのだから、空間的な共有はゼロ。だけど、手紙を書き、読み、周りの人達とその楽しさを共有する時間の、なんて心豊かなこと。

読書中の楽しさと、読了した、してしまった今の寂しさのギャップがこんなに大きいのは、たぶん、本当に交わされた書簡ならではの迫力だったんだと思います。

そして、エピローグに置かれた、残された家族からの手紙が、本当に秀逸。終わっても、始まっているし、続いている。忙しく、幸せに。

良い本です(*^^*)

ちなみに、私が読んだのは、リンクした版ではなく、絶版になった講談社のハードカバーです。県立図書館で借りてきました。書簡のやりとりは、古書の注文が軸になっていますから、30年以上前に発行されて古い図書カードの紙ケースがついたままになっている古書の、茶色にあせた頁を繰るのも、なかなかオツでした♬

 

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