いまやろうと思ってたの!!





息子を学校へ送ったあとのスタバ

混んでると誰のかわかるように名前を聞かれる

私の名前はこちらの方には聞き取りづらいので、偽名を使う


感じの良い店員さんに顔を覚えられている

「お!来たね」という表情をされるとむず痒い


あれこれ楽しませていただいたので、ロンドンに思い残すことはとくにないけど

この店員さんや、私と息子を見つけると大きな声で挨拶してくれるゴミ収集の方など、

名前も知らない“人”に後ろ髪をひかれる気持ちはある


友達になりたいのとはちがう

ただ、その挨拶や笑顔が「ここにいていいんだよ」と言ってくれるようだった

そういう気持ちをくれた人たちが、ずっと、できるかぎり幸せでいてほしいと思う




「日本に帰るの嬉しい?」

「ロンドンを離れるの淋しい?」

両方…というのが無難で近い回答


良いも悪いも関係なく“変化”が苦手なので、そこは踏ん張らないといけないなと思っている


日本に帰れば鬱が治るかといえば、それはない

言葉が理解できる分、余計な情報を拾いやすくなるし

人間関係も逃げられないことが増える


此処で感じる“自由”が

文化的なものなのか

私がよそ者だからなのか

英語力の低さゆえに正直よくわからなかった

(どちらもあると思う)


帯同家族としてロンドンで過ごした時間は

「自分と向き合いなさい」期間

だったんだろう


仕事辞めて暇になったから余計なこと考えちゃったんじゃない?とも思ったけど、

日本にいた頃は学業でも仕事でも、周りについていくのが精一杯で

たぶんかなり摩耗していた

自分で誤魔化して気づいていなかった


あのまま走り続けてもどこかで限界がきたと思う



ポーーーンと異世界に放り込まれて

どこで買い物したらいいかもわからなくて

駅にエレベーターもトイレもなくて(あるところもある)

みんな何言ってるか聞き取れないし

わたし方向音痴だし

なのに息子は外へ行きたがるし

誤魔化せないしんどさがドバッッッと


きたね


早めの荒療治きたね





いろいろ考えたけど、やっぱり「鬱にならない方法」っていうのはわかんなかった

どのメンタルハックも「それな〜」とは思うけど、

それって「バランスの良い食事をとりましょう」「毎日適度な運動をしましょう」みたいなことで

でもそれをしてる人が絶対にカラダの病気にならないわけじゃないですよね?

そういうことなんじゃないかと


だから、何かおかしいと感じたら病院いこうね


このブログをやってて良かったと思うのは、

「自分なんて大したことないと思ってたけど受診を検討しようと思いました」ってメッセージもらったり、


夫にも私の鬱を隠さなくて良いと伝えてあるので、夫へ「うちの妻もやばいときがあった」「最近、妻の様子がおかしいんだけど…」みたいな話がやってくることです


ひとりで抱えるにはしんどいからね


何処にいたって生きるのは苦しいから


おかしくなんてないよ


生きてるだけでえらいんだよ


がんばってるよ、大丈夫だよ


ここにいてくれてありがとう