山小屋シリーズ
*二人のお顔や表情が
とってもいいので
画像をお楽しみください!
秘めた想い
山寺からの帰り道
「ふーっ」
『今日は一日中
山に登ったから
疲れたでしょ?
僕がおぶってあげるよ♡』
「必要ないよ!もうすぐ家に着くから。」
体力ないみたいで
かっこわるいし・・・
『いいから、ほら!!
僕のトレーニングにもなるし♪』
(甘えちゃおう♥)
『僕は以前もあなたをこうやって
背負って帰った』
『ところであなたはここ数日
何故、元気がないの?』
「え?・・・・いや・・・
元気ないかな・・・」
『僕はあなたが、元気がないって感じる。
でもなぜなのかが分からない』
(僕といるのが
つまらないのかなって
不安になるよ)
「君、最初・・・
何故僕を町に送ってくれなかったの?」
ぎくっ
激しく動揺して
目が泳ぐDD
(そのことが気になってたのか!
やべっ
一目ぼれしたから
家に連れて帰りたかったなんて
口が裂けても言えない!!!
どうする?どう言い訳する?)
焦りまくって
言い訳考えてて
ついつい足早になるDD
そういや前世も
雲深不知処へ連れ帰ったよね
『僕はあの日、
あの道を通るつもりはなかったんだ。
でも、なんだか、
暗闇の中で僕を引き寄せているような・・・
遠くからでもあなたが見えたんだ』
(君は僕を抱き上げる前
ぼんやりと僕を一瞥した・・・)
(僕も何故なのかわからない)
(君は僕を町に送るべきなのに・・・)
(でも
こうやって君といられることが
僕はうれしい・・・
君の気持ちはどうなんだろう?
ああ、君のいい匂いがする♥)
『あの時 なんだか頭の中でずっと
話しかける声が聞こえたんだ』
『”連れて帰りなさい”
”この人があなたがずっと待っていた人です”
”だから連れて帰りなさい”って』
ふっ
ふふふっ
(言っちゃった!
(/ω\)恥ずかしい)
(そうだね・・・
何も心配することはないよね)
(最後に連れて帰ったのは
ただ僕だけだから♥)
(君は僕と同じ気持ちって
思ってもいいんだよね?)
沈みゆく夕日が
二人を柔らかく包み込んだ
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