天官賜福 貮
第8話
青鬼戚容(チーロン)のいる洞窟に
仲良く青鬼に扮して潜入する二人
いつでも思いっきり
やっちゃう三郎(さんらん)が
上品に潜入するとは
思わなかった謝憐(しぇりぇん)
「俺に突入して欲しかった?」って聞く
三郎のその言葉が
何ともエロティックに聞こえるのは
私だけだろうかヾ(≧▽≦)ノきゃはっ
喧嘩は得意でない・・・
確かに今まで
自らがケガをしてでも
止めに入ってばかりだった
超平和主義者
後始末が苦手という言葉に
微笑む三郎
でもこの言葉の奥には
過去の様々な出来事を暗に示している
重要な言葉の一つではないか?と
思うのだけど
まだ私は
本当の過去を知らないから
何とも言えない(-_-;)
青鬼戚容が食べるために
捕えられた人たち
それに交じるために
人の姿にへんし~ん
花城は三郎の姿で
謝憐はその奥さん役・・・
ではないね😅
この子の名前は谷子(ぐーず)
思わず「たにこ」と読んでしまいそうな
文字だけ見たら女子と思うこの子
男子らしい(他の方のブログで知った)
今後に答えが出てくるから
見逃さないようにしなきゃ💦
ぞろぞろ引っ張って行かれる状況に
怒りを覚える三郎だが
その時
謝憐の手が自分の手に触れ
はっと驚く三郎
え?なに?兄さん何するの?
と思ったかどうかは不明だが
たぶん
心臓バクバクの三郎
振り向くと謝憐の厳しい表情が・・・
なんだ・・・
手をつないでくれるんじゃなかった_| ̄|○
とも思ってないだろうけど
謝憐がやりたかったのは
手のひらに文字を書くこと
(救出を)
それでも
謝憐が自分のこの手を握り
手のひらに彼の指が触れたことが
嬉しくてたまらない三郎
そりゃ大好きな人だもん
手を触れるだけでも
めちゃうれしいよね
こっちの手は 洗わないでおこう
こういう鬼王らしからぬ
純愛モードが萌えるのじゃ~
お返しに
謝憐の手の甲に文字を書く
頭上に気を付けて!
その理由は
前を歩くこの人
上から垂れてる何かにぶつかり
付いた何かを手で拭う
ぺろり
いや、いや、
なんでそれを舐める
わけわからんし
あんた それ
人の死骸よー
うげ~
おれ死人のエキス舐めちゃったよ~
三郎は指をぱちんと鳴らし
兄さんが汚れず歩けるように
不浄の物を焼き尽くす
振り向く謝憐
目と目を合わせ
微笑む二人
谢谢、三郎♡
(ありがと、さんらん♡)
心が通じ合ってるよね~💖
奥まで行くと
目に入ったものに 即
怒りを表す三郎
それに気づき そちらを見る謝憐
それはまさしく過去の自分
昔の辛い思い出が蘇る
誰もが自分を虐げた
悲しそうな顔の謝憐
でも三郎はいつでも
あなたの味方よ💖
四大害でただ一人 等級が
【絶】に達していない
【凶】の青鬼戚容
ちなみに等級は
悪⇒厲⇒凶⇒絶の順で危険度が上がる
三郎はもちろん【絶】
下品な物言いで人を罵(ののし)り
人肉を喰らい
死体を木に吊り下げる悪趣味を持ち
鬼界の鬼からも疎まれている
青灯夜遊の異名を持つこいつ
三郎が崇拝する謝憐
その石像に
足を掛ける戚容
それを見て怒りMAX
俺の兄さんをコケにしたな
それをそっと止め
お礼を言い
もっとやつらの話を聞こうと
三郎の手の甲に文字を書く謝憐
我慢しなきゃいけないことに
絶え辛くて
ぷいっと顔を逸らしちゃうとこも
なんだか可愛らしい💖
でも また
手を触ってくれたから
我慢する!!
三郎は 安楽王について
「死んだ」と戚容に言わせ
どうやって死んだのかを
安楽王を兄と慕っていた郎千秋に
聞かせようとしたのね
最終的に戚容の頭を掴み
怒り爆発モードの
瞳が紅に変わる瞬間
戚容をぶっ飛ばし
謝憐の石像の前に
ひれ伏せさせる
それにしても
鬼の頂点に立つ方々は
持ち上げてからの
『天官賜福』鬼王の場合:頭掴んで持ち上げる
『山河令』鬼谷の谷主の場合:首掴んで持ち上げる
叩きつけるスタイルが
お好きのようね
カッコよすぎて
惚れる~~♡
(≧▽≦)