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僕は雨の中
彼の家の前で
彼のことをずっと待ち続ける
彼は僕が誰なのか
一生知ることはないだろう
でも僕はわずかな時間を
彼と過ごしたかった
その時
背後から声がした
「君、どうしたの?風邪ひくよ!」
振り返ると大好きな彼がいた
すがりつくような僕の目を見た彼は
何かを察したのか
優しく誘ってくれる
僕の家は目の前だから
雨宿りしていく?
やっぱりこの人は
誰に対しても
優しい人なんだな・・・
僕に行く当てがないと知った彼は
しばらくここにいていいと言ってくれた
見ず知らずの
どこの誰だかわからない奴だというのに・・・
以前どこかであったっけ?
なんとなく懐かしい感じがするんだけど・・・
僕も・・・
そんな感じがします・・・
それにしても
ここはとっても
居心地がいいよ![]()
うつらうつらして
ふと 目を覚ますと
彼の笑顔が目の前にあった💘
こんなところで寝てたら風邪ひくよ!
ベットの用意ができたから
そっちで寝なよ!
なんて幸せなんだろう
夢で終わると思ってたのに
現実になるなんて・・・
それからというもの
彼が仕事に行くと
僕は彼の家で
彼の帰りをじっと待った
彼のいい匂いに包まれながら
お昼寝して時間を潰す
お留守番は
ちょっと退屈だけど
彼が必ず戻ってきてくれるって思ったら
大人しく待っていられる
そして
帰宅した彼は
美味しいご飯を作ってくれる
料理しながら
切ったお野菜持って
笑いかける お茶目な彼
そしてウインクまで![]()
あなたの魅力に
もう 心臓バクバクだよ![]()
そして
仕事以外は
ほとんど一緒に
過ごしてくれる彼
最高な時間だ![]()
外出の時は 僕のために
服を選んでくれるし
そんな彼を見てるだけで嬉しい![]()
よし、
今日はこれにしよう!
初めて見る
夜空に打ち上げられた花火には
その音の大きさに
ちょっと驚かされたけど
そんな僕に彼は
一度もやったことなかった
小さな花火遊びを
優しく教えてくれた
彼と一緒にできることなら
なんだって楽しい![]()
彼の笑顔を
いつまでも見ていたい
今では彼は
僕を弟のように可愛がってくれる
DD、 ほら
保湿クリーム塗ってやるよ!
*DD=弟分を呼ぶときの、”弟弟(didi)”の略称
ふざけ合うスキンシップが
ドキドキしながらも
嬉しすぎる![]()
でも
残された時間はもうわずか・・・
僕が居候を始めて
もうすぐ1か月が過ぎようとしていた
思い出の写真を
しっかり残しておこう
そしてクリスマスイブの
素敵な夜に
思い切って告白をすることにした
僕の気持ちを
受け取ってくれますか♡
DD ありがとう!嬉しいよ!
僕からはね、これだよ❣
そういって彼は
首にペアリングをかけてくれたんだ![]()
嬉しい![]()
肌身離さずもってるからね!
そうしてやっと念願だった
僕の気持ちを伝えることができたけど
今日が約束の期限だ・・・
サンタの神様!
願いを叶えてくださって
ありがとうございました!
このままずっと一緒にいたいけど
欲をだしちゃいけないよね・・・
約束は守らなきゃ・・・
翌朝
DD? どこ?
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エピローグ
僕は
いつも僕に
頬刷りしてくれるこの人が大好き
いつも僕の傍にいて
くつろいでくれるこの人が大好き
安心して僕に寄りかかってくれる
この人が大好き
この気持ちをこの人に伝えたい
もうすぐ
クリスマス![]()
サンタは神様だから
願いを叶えてくれるんだよって
あなたが教えてくれた話
僕は信じてお願いするよ![]()
サンタの神様
少しだけでいいから
僕を人間にしてくれませんか?
少しだけでいいんです
どうか お願いします
彼のことが
大好きなんです!
つづく


















































