旦那さんが精液検査をした翌日、検査場から電話があったそうで、旦那さんの検査に失敗したからもう一回やりに来て欲しいとの依頼があったそうです。
旦那さんからそれを聞いた時、ものすごく嫌な予感がしました。精液が少なすぎて検査すら出来なかったのかな、、、?と不安が心の中に渦巻きました。
旦那さんの方は全く心配している感じはなく自信満々。待合室でそわそわしてるのは私だけ。笑
席に着くと先生がパソコンをカチカチしだして、テスト結果を検索し始めました。(事前に準備とかしないんだなこの国は、と思いました笑)
「えーっと、、、結果見るからちょっと待ってね。まずは旦那さんの方から、、、(カチカチ、、、)」
沈黙
「うーん、精子が0ですね。」
この言葉を聞いた瞬間、本当に頭が真っ白になりました。
先生は続けて話し始めました。
「精子0といっても2パターンあって。精子は作られているけれどでていく過程に何らかの問題があって外に出ていない場合。もう一つは本当に精子自体がつくられていない場合。前者の場合だと治療でなんらかの方法はありますが後者の場合....」
私が覚えているのはここまでです。
先生のいる前で、目から涙が溢れてきました。
止めることが出来ず、嗚咽しないようにするだけで精一杯。
頭の中で、旦那さんに精子がないという言葉だけが何度も反芻しました。
旦那さんと先生がその後15分ほどずっと話しこんでいましたが、私はただ隣に座って聞き流していました。
2人の話が終わり、先生が専門の病院に紹介状を書いて下さってその日は終わりになりました。
ただ、席を立って部屋を出ていく瞬間、咄嗟に大事な事を思い出しました。
「あれ?先生、私の方の結果は??」
すると先生、
「ホルモンの数値が少し低いので気になりますね、それも専門の病院で再検査になると思います。」
今思えば、なんのホルモン?どれくらい低いの?と色々聞くべきことがあったのですが、全く余裕がなく、旦那さんの事で頭がいっぱいで、分かりましたとそのまま病院を去りました。
お会計を済ませ、病院の目の前にあるベンチで、耐え切れず、ひたすら号泣しました。
自分はもうお母さんになれない、旦那さんに精子はない、と悪い事しか思い浮かばず、日本にいるお母さんにその場でLINE電話。
お母さんの声を聞いて更に涙が止まらなくなりました。
こんなに泣いたのは久しぶりのことでした。