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趣味で戦国時代のお城の研究をやっています。
発掘調査現地説明会やホームページの更新情報を掲載しています。

こんばんは^^
花粉が飛ぶ季節になってきました><そろそろ城シーズンはオフシーズンに入ってきますかねぇ……


さて、最近の研究史を整理する上で、読んでおくべきかな~と思っている論文をあげておきます。ホームページで紹介したり、ブログで内容を整理したりしたものは除きます。



中井均「中世城館と生産遺跡」(考古学フォーラム編集部『考古学フォーラム』21、2012)
同「織豊系城郭研究の現状」(『季刊考古学』120、2012)

齋藤慎一「中世城館の規範性」(橋口定志編『中世社会への視角』高志書院、2013)
下高大輔「考古学的な織豊期城郭研究の視点とその方法に関する基礎的整理」(『織豊城郭』13、2013)
中澤克昭「中世前期の館と城郭」(『歴史と地理』670、2013)

中西義昌「縄張り研究の独自性と新しい城郭研究が目指すもの」(『中世城郭研究』28,2014)
同「「椙山之陣以来」にある「椙山之陣」は何を指すのか」(『史学論叢』44、2014)
福島克彦「文献史料と城館研究」(『中世城郭研究』28,2014)
柴田龍司「考古学研究と縄張研究」(『中世城郭研究』28,2014)
中井均「中世城館跡の考古学的研究」(『織豊城郭』14,2014)
河西克造「中世城郭の発掘調査についての愚見」(『織豊城郭』14,2014)
齋藤慎一「城館の構造から歴史を読む」(『歴史評論』768,2014)
同「15世紀の城館」(萩原三雄・中井均編『中世城館の考古学』高志書院、2014)



他にも「これは読んでおかないと!!」という論文があれば御教示いただければ……m(__)m

上記で挙げた論文の内、何本かは拝読いたしました。
「杉山城問題」が提唱されてもう10年くらいになりますが、まだ抜けてないんだなぁ、という印象です。

「杉山城問題」は、縄張り研究に疑問を投げかけた問題、と捉えてしまいがちですが、そうじゃない。ホームページでも書いていますが、「杉山城問題」は、発掘調査成果と文献史学の史料提示により、縄張り研究の信頼性が大きく揺らいだことに端を発しています。


しかしながら、

城に携わっている、縄張り・考古・文献、すべての分野に投げかけられた問題である。

と思っています。


だから、「「逆杉山城問題」として文献史学・歴史考古学側の問題として議論されるべき」(中西義昌「縄張り研究の独自性と新しい城郭研究が目指すもの」(『中世城郭研究』28,2014)、226頁)という見解には賛同できない。ゆえに、「「杉山城問題」はない」(木島2012、中西2014)という見解にも賛同できません。


繰り返しますけど、縄張り・考古・文献、すべての分野に投げかけられた問題、それが「杉山城問題」です。
その論点と、それぞれの分野で解決すべき課題について、ホームページで列挙したつもりです。

もう10年たちます。でも未だにドンパチやっている、ってのはどうも……。
読んでいてストレスのたまる文言が目につくなぁ、と思います。審査あったら通らないね^^;民間会社ならなおさら通らん(笑)



で、これを整理しろ、ということなのですね……。