白狐の気まぐれブログ《ポケモン小説》 -17ページ目

白狐の気まぐれブログ《ポケモン小説》

毎日更新する日もあればしない日もある気まぐれブログです。
現在はポケモン小説も載せています。
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ここはカントー地方はグレンタウン。ここグレンタウンは1週間前の噴火で哀れな姿になっていた。グレンタウンに人は住めなくなったが、炎ポケモンたちが好んで住み始めている。
グレンタウンの火山噴火口近くで灼熱の炎が燃えていた。若いリザードたちが強さを認めてもらえるよう闘っていたのだ。
『ザァード!』
一匹の小柄なリザードが【きりさく】を仕掛けてきた。
『ザッ...ザァァァ!!』
もう一匹のリザードの目に切り傷が入った途端、怒りで相手のリザードに【メガトンパンチ】をし、小柄なリザードは気を失い倒れてしまった。
『ザァァァド!』
勝った方はどうだと言わんばかりに叫んだ。これが若いリザードたちの命をかけた闘いだ。
それを見ていた一匹のヒトカゲが居た。名はフレイム★。彼がこの物語りの主人公だ。彼は他のヒトカゲとは違った。彼は色違いなのだ。 ヒトカゲは赤っぽいオレンジをしているが、フレイム★はオレンジっぽい黄色だ。
『カァ...』
溜め息をついてたところに三匹の別のヒトカゲがフレイム★に駆け寄り、
『やーい!やーい!黄色がかってどうしちゃったの?ミカン食べ過ぎちゃったの?へーんなのー』
とゲラゲラ笑いながら皮肉に言った。
『仕方がないじゃないか!元々こんな色なんだもん!』
とフレイム★は言ったものの
『お前なんかヒトカゲじゃないしー!ピカチュウと間違えたんじゃない?』
とからかう。
フレイム★はその度に泣きながら長老である父のもとへ走っていった。
『父さーん!父さん...』
『フレイム★!男なんだから泣くな!』
フレイム★の父は厳しかった。だが、決してフレイム★のことを悪く思ってるわけじゃない。
『お前は私の息子だ。きっと強くなってあいつらを見返してやれる。』
『ぐすっ...うん。』
フレイム★は父のようになる事を夢見てた。

その日の夜、大きな地震が来た。
『地震!?』
みんなが慌ててたとき...
(ドドドカァァーン!!!!!!!!)
火山が大噴火を起こした。地震の原因はどうやら火山らしい。みんながあちらこちらに散らばって慌ててたとき、長老のリザードンがみんなをまとめた。
『静かに!あそこに避難するんだ!』
リザードンが指差す先にふたごじまがあった。若いリザードンたちは仲間のヒトカゲ・リザードをふたごじまに運んでいった。火山の噴火がどんどんひどくなっていくとき、フレイム★は乗せてくれるリザードンを探していた。
『乗せてくれない?』
『?お前みたいなの初めて見たよ。ヒトカゲじゃないだろ?邪魔だ。』
と断られてばかり。
僕の色が違うから。僕はヒトカゲと認められてない。
フレイム★がボーッとしたまま考え込んでるところに父が来た。
『フレイム★!何をしてる!?』
『父さん...』
『さあ、乗れ!早く!』
フレイム★が父に乗ったときには火山から岩石がいっぱい飛び出していた。父はそれを避けながらふたごじまを目指していた。
そのとき、巨大な岩石がリザードンの横を横切った。ビックリしたフレイム★はその拍子にバランスを崩し、父の背中から落ちそうになった。
『フレイム★!!』
父がフレイム★の手をしっかり掴んだ。
『頑張れ!頑張れフレイム★!』
そのときフレイム★は気がついた。父の後ろに向かって降ってくる岩石を。
『父さん後ろ!』
父が振り向いた瞬間、岩石が背中を思いっきり直撃し、リザードンはヒトカゲを掴んだまま下の海へ落ちていく。
『フ...フレイム★』
と言い、フレイム★をふたごじまの方向へ投げた。リザードンはニコッと微笑み、そのまま海の中に消えていった。
『父さぁぁぁん!!!』
宙に浮かんでるフレイム★は力いっぱい叫んだ。が、父は海から姿を見せなかった。

火山が落ち着き、仲間たちはふたごじまで集まっていた。フレイム★がすぐ近くの岩場から姿を現した。仲間たちがヒソヒソ喋りだした。
『あの子は?』
『あいつは色違いのヒトカゲだよ』
『ピカチュウじゃないの?クス』
『一応ヒトカゲ。ピカチュウって(笑)』
とクスクス笑う声も聞こえた。
一匹のヒトカゲがフレイム★に駆け寄り、
『ねえ、ピカチュウさん』
と言った。
近くに居たそのヒトカゲの親がシーッと言った。
一匹のリザードンがフレイム★を見るなり言った。
『こいつが自分の父を殺した!不幸をばらまく黄色の坊やは追放だ!』
フレイム★はビックリした。確かに父さんが死んだのは僕のせいかもしれない。だけど追放なんて...
他のリザードン・リザード・ヒトカゲたちはフレイム★をふたごじまの洞窟まで追い込み、
『さあ、行くのだ!このふたごじまを越えろ!そして、二度と戻ってくるな!』
と若いリザードンが叫んだ。
フレイム★は泣きながら洞窟の中へ入っていった。仲間から言われた声が繰り返しに聞こえる。悔しくて悔しくてたまらなかった。そして、フレイム★はふたごじまの中へ消えていった。