「キャロル」http://carol-movie.com
を観ました。
客観的にいうと、
保守的な時代の同性愛の物語
ということになるのでしょうが、
私にとっては、
「1950年代のステキなファッション」
が楽しめる映画です。
キャロル役のケイト・ブランシェット
映画館のオマケで貰ったポストカード
「キャロル」の前に観たケイト・ブランシェットの映画は、
ウディ・アレン監督
「ブルー・ジャスミン」http://blue-jasmine.jp
ウディ・アレンの作品は、どんなに笑えるストーリーでも、
心の中に何かしらさざ波のようなものを残すのですが、
「ブルー・ジャスミン」はさざ波どころか、
ずーーーん
と深海に沈んでしまったような、何とも言えない気持ちになってしまいます。
しかし、元(通俗的な言い方での)セレブで役のケイト・ブランシェットは、
シックにハイブランドを着こなしていて、私にとってはそれが見どころ♡
「キャロル」での役も裕福層の婦人で、
毛皮のコートからジャージ素材のワンピースまで、
配色やディテールがさり気なく凝ったデザインを
上品にまとっています。
思えばこの時代はまだお仕立ての時代だったのでしょう。
フランス映画の
「タイピスト」http://blogs.yahoo.co.jp/tamakiniwakyu/32152337.html
もしかり。
大量生産にはない品と美しさがあります。
こういう過去があっただけに、
現代のアメリカ映画の立ち振る舞いやファッションは、
とても残念・・・
釘付けになる店員テレーズ(ルーニー・マーラ)
冒頭に“同性愛”がテーマとはいえ、
テレーズと旅をするシーンで、キャロルが
メイクを教えたり、香水をつけてあげたり
する場面は、
「こういうのって、楽しいのよね~」
とヘテロの私でもうらやましく思いました。
このテレーズは、黒っぽい服にマクミラン・タータン(伊勢丹のチェック柄)
のベレー帽をかぶっていて、パリの画学生のようでとてもキュート。
欧米はカップル単位で行動するのが基本だそうで、
“女子会”が理解されないと聞きましたが、
“女子会”が理解されないと聞きましたが、
そういう点では、日本女性は男性抜きで楽しめる文化があって、
幸せかもしれませんね。
主題や作者の意図から離れた観方を楽しんで、
普通の美しい恋愛映画を見たような気がします。