前回の続き。 | 南の絵本

南の絵本

--日々是はぴごら--

怖いっていうか、びっくりっていうか、不思議っていうか、なんで?っていうか

なんなのコレっていう話。


前回書いたお花見の続きなんだけど、

まずどうしてこの日に咲いてもいない桜を見に行くのか、

っていう理由を説明しなくちゃいけないんだけど、

実はわたしの母は4年前に亡くなったのね。

急死だったの。


誰でも亡くなる時は急なんだけどね。

病気をしている人でも、自分が何月何日の何時何分に亡くなるなんて、誰も知らないわけだから。


それにしても母の場合は急も急で、

前日どころか、数十分前までぴんぴんしてた、っていうね。


で、亡くなる前日、

正確に言えば前々日なんだけど、その辺の説明は面倒なので、前日って事にしておきますが、

その日は日曜日で、わたしはまだ車のタイヤ交換をしていなくて、

その日、GSに行って交換してもらおうと思っていました。


交換している間、ひとりで待っているのは退屈なので、

「ねーねー、お昼おごるから、タイヤ交換につきあってー」

と母を誘いました。


タイヤ交換してもらっている間、GSの向かいのファミレスで時間をつぶしていて、

「あっ、そうだ、お母さん、○○公園の桜、もう咲いてたよ」

と言うと、母はすごく見たがったので、タイヤ交換が終わったら、見に行く事にしました。


○○公園の桜を見て母は

「じゃあ、塩竈神社の桜も咲いたかなー」

と言いだし、

「じゃあ、行ってみようか」

とその足で行く事になりました。


母は毎年大好きな友人たちとお花見をしていて、

日時や場所を決めるのに、塩竈神社の桜を見て見頃を予想したかったようでした。


その日はすごく寒くて、

母は少し風邪気味だったので、車の中からちらっと見るだけにしようと思っていたのですが、

「ちょっと降りてみる」と言いだしました。


母は股関節の手術をしていたので普段はあまり歩きたがらなかったんだけど、

その日は

「ぐるっとまわってみよう」

と言い、2人で境内をまわりました。


わたしはカメラを持っていたので

「お母さん、桜のとこで写真撮ってあげるー」

と言ったら、

風邪気味で調子が悪かったのでお化粧もして来てなくて、

「頭もぐちゃぐちゃだから、恥ずかしいからいい」

と言い、わたしも「それもそうだねぇー」なんて言って桜だけ撮りました。


こんな事なら撮っておけばよかったなぁ、

まわりでお花見してる人に頼んで、2人で一緒に撮ってもらえばよかったなぁ、

って心から後悔しています。


母との最後の思い出が

塩竈神社で一緒に桜を見た事、


という理由で

このあたりの日に、必ずこの場所に来て

まぁ、気分的には母と一緒に桜を見ているつもりでいます。


さて、今年。


今年もまた桜を見に行って、母と歩いた道をぐるーっと歩いて

駐車場に戻ると、

わたしの隣りは空いてたんだけど、その隣りに、

母が生前乗ってたのと車種も色も同じ車が停まっていました。


わたしは母が亡くなってから

母が乗ってた車と同じ車を見かけると

なんだか母に会えたような気になってなんとなくうれしくなってしまったり。


それで、その車に向かって

「あらー、お母さんも桜見に来たのー?」

なんて話しかけながら(アホだよね)

自分の車に乗った途端、


ピッ、バンッ、

ピッ、バンッ、

ピッ、バンッ、

ピッ、バンッ、


って5、6回位、

車のロックが勝手に開いたり閉まったりしたんですー!!!!!


(°Д°;≡°Д°;) ナニ、ナニ

(°Д°;≡°Д°;) ナニ、ナニ

(°Д°;≡°Д°;) ナニ、ナニ

なになに、なにぃぃぃーーー

(°Д°;≡°Д°;) ナニ、ナニ

(°Д°;≡°Д°;) ナニ、ナニ

なになに、なにぃぃぃーーー

なんなの、もぉーーーー

ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ


キーレスだから何かの不具合かもしれないけど、

今までこんな事1度もなかったし

これはどう考えても母が

「そうだよ、来てたよ、一緒に見てたよー」

って合図をくれたとしか思えないですよね?


びっくりしたけど

ちょっとうれしかったカモ。