もやもや | 南の絵本

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--日々是はぴごら--

最近、会社で私の周囲にいる人たちの
お年寄りに対する態度が悲しすぎて困っています。

まぁ、私が困る必要は無いのだけれど。

お年寄りというのは我が社の社長なのだけれど、
年齢的な事もあって、耳も遠くなってたり、
前にも増して話がわからなくなってたり、
更にせっかちに拍車がかかってたり

それは忙しい中にあって
イライラさせられる事もままありますが。

そのお年寄りが何か質問しても、
彼が耳が遠いと知っていながら
やたら小さい声でしか返事をしない係長。
大きな声でハッキリ言えば一度で済む事を

「モゴモゴ・・・」
「え?」(ちなみに社長のこの時の姿はなんですかマンみたいで面白い)
「モゴモゴ・・・」
「え?」(なんですかマンが私に近付く)
「モゴモゴ・・・」
「ええー?」(更に私に近付くなんですかマン)

そうなんです。
これは私をはさんで両隣でされるのです。
だからなんですかマンがどんどん近付いてきて、キモい。(←コイツも悪人。)

私は心の中で
「大きい声で言ってやれよ!」とつっこんでいるのですが、
しびれをきらして
「○○だって!」と、通訳をしてやります。
(ちなみに社長とはタメ口です。)

いつもは大きい声で話してるクセに
社長に聞かれた時だけあんな小さい声なんて、意地悪としか思えない!

そして、
年寄りの社長は何度も同じ事を聞いたりするんだけど、
同じ事を何度答えたって、寿命が縮むわけでもないし、
お金を取られるわけでもないんだから、
普通に答えてあげればいいのに
やたらと言葉に力をいれて、
舌打ちなんかしながら質問に答える課長。
しまいには何を聞いても無視し続ける始末。

そして、私の向かいにいる同僚は、
気分のいい時は優しくしているけど、
何かで機嫌をそこねてしまうと社長にとてもつらくあたります。

私は実は人の好き嫌いがものすごく激しくて。

人に限らず好き嫌いが激しいんだけど、
好き嫌いが激しいというよりも、
正確に言うと、『好き』なものが少ないのです。

だから会社勤めをしていて好き嫌いで人を分けてしまうと
働きづらいという事もあって
なるべく好きだ嫌いだという区別はつけないでおこうと心がけているんです。

時には難しいけど。

嫌いだからといってそういう態度をとっていたら
自分も相手も
そして周囲の人も気分悪いだろうなー、と思うし
子供の頃から好き嫌いの激しい私の性格を心配した母に
「人を嫌うのはあなたの心が悪い。
 相手を許せない心の狭さの問題だ」
と言われ続けてきたので、
相手を嫌う前に自分を戒めてしまう習慣がついてしまっています。

さて。
(さて、って何のさて?)

お年寄りの人にイラつくって
そういう事、できますか?

理由はどうあれ、それが老いの為にそうなっている場合、
それを責める事ができますか?

動作がにぶかったり
忘れっぽかったり
少し頑固になって、自分の主張ばかりしてしまったり

   自分もいずれそうなる

と思ったら、私はつらくてつらくて
年をとってから
若い人につらくあたられている人を見ると
胸が苦しくなってしまいます。

そこで苛められている人が自分に見えてしまって
本当につらくなってしまいます。

だから私は会社に行くと
本当に毎日こんな思いをして
胸にもやもや~~~というものを抱えて過ごしています。

だから太る。
(関係ナイ。)