すぐに続編を書こうと思っていたのですが、はっと気が付いたら
あれから
(←昨年、12月17日の日記参照)3ヶ月も経ってしまいました。
でも、絵も用意していたので、遅くなりましたが、続編をお届けいたします。
バイトに慣れてきた頃、常務に呼ばれ、
「やんぷぅちゃん、可愛いからゴム長と地下足袋、担当してもらうからね」
と言われました。
可愛いから地下足袋って、なんかおかしくないですか?
誰もやりたがらないから、やってちょーとハッキリ言ってもらってかまわないデスヨ。
なんとなく腑に落ちないまま、私はゴム長と地下足袋の担当となりました。
子供靴か婦人ヘップ(サンダル)が良かったニ。
ある日、ニッカポッカのおじさんが
「地下足袋クダサイ」とやってきました。
「いらっしゃいませ~」と出て行くと、
「トモンハン」とか言い出しまして。
(???トモンハン??? なんスカ、それ? この人、に、日本人ではない?!)
やんぷぅ、パニックです。
どうしよ~、どうしよ~、と口をパクパクしていると
「ジューマイヌイツケトモンハン」
(さっぱりワカリマセン、何もワカリマセン)
なぜかやんぷぅ心の声がカタコト。
「じょ、じょ、じょーむぅーーー」
と(こんな時だけ)泣きつくやんぷぅ。
するとそれは10枚爪の地下足袋で、爪は縫い付けてあり、
サイズは10文半、という事でした。
「10モン。 10モンですか。モンって何ですか。
ジャイアント馬場専用の単位だと思ってました!!」
馬鹿なバイトです。
9時間働いて、1日2500円でした。
初めてのバイトが、1番キツくて1番安いお給料でした。
給料日に常務がこっそり
「やんぷぅちゃん、頑張ったから、1日2800円にしたよ。
他の人には言っちゃダメだよ」
と言って渡してくれました。
毎日あんなにひどい目に遭っているのに、常務、
アナタって人は!
・・・ドMですね。
