『しかし、丸いな!』 | 南の絵本

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--日々是はぴごら--

随分前の話になりますが、
叔母が私の前を通り過ぎる時に、急に立ち止まり
私の顔をまじまじと見つめました。

「な、何?!」と、私が聞くと
「しかし、丸いな!」と言って、去って行きました。

言い逃げです。

この「しかし」は一体何に対してのしかしなのでしょうか。
辞書で調べると「しかし」は、

① 今まで述べてきた事柄を受けて、
  それと相反する事を述べる時に用いる。
② 今まで述べてきた事柄を受けて、話題を転じる時に用いる。
③ 感情を込めて言いはじめる時に用いる。

とあります。

①と②は、完全に違いますよね。 
その前には何も述べてはいないんですから。

「しかし」をこんな使い方するのは、
叔母か、故横山やすしさんくらいではないでしょうか。
(頼むで、しかし。)

読み進めると、③の例文として
「しかし、よくこんな立派な家を建てたものだ」と、書いてあります。

「しかし、よくこんな丸い顔があったものだ!」
という事でしょうか。
確かに私の顔は丸いけれど、「しかし」を付けられると、
ソレほどまでに丸いのか!と、思ってしまいます。

そういえば、私の子供の頃の私のあだ名は 
『中華まん』『大福』などでした。
ちなみに私は子供の頃から、顔が全然変わっていません。

・・・間違いなく丸いな。