破綻寸前の取引所も

大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのサム・バンクマン=フリードCEOは、米フォーブス誌に対し、一部の仮想通貨取引所が破綻寸前である可能性を示唆した。

名指しは避けたものの、「密かに債務超過に陥っている第三層(中小規模)の取引所もある」と警告。「あまりにも行き詰まっていて、支援策を講じるのが現実的ではない」いくつかの企業があると述べた。

フォーブズは、ほぼ規制のない領域で運営される取引所は、世界で600を超えると指摘。規制に準拠した主要取引所と同様、多種多様な仮想通貨の取引を始め、最大元本の20倍という”寛大な”融資も提供しているという。

サム氏が懸念する取引所の経営内容は、バランスシートに相当な穴が空いていたり、規制上の問題を抱えていたり、そもそも救うべきビジネス自体が残っていない状況だという。