こちらからの続き

日本政府は
すべて
海外からの上陸拒否を年の暮れに再決定

そのニュース速報を見た家族が
一人でひっそりと休息をとっていた私に
テレビを見るよう促した

それはダーリンちゃんのフライト
4日前のことでした

家族も呆然としていた




えっ!? 
日本人配偶者のダーリンちゃんも
帰ってこれないってこと?




心臓がバクバクと高鳴り始め
ただでさえ呼吸が浅い私に
さらに追い打ちをかけた



呼吸が

できない



彼はPCR検査を終え、フライトを待つのみ
自主隔離中の彼を不安にしないよう
できる限りの情報を探し始めたが
その決定が発表されたのは日曜日
夜8時〜9時頃だった

その後の各報道局のニュースでも
報道されたが
内容に関しては不明瞭なままだった

正確な情報は、明日の月曜日まで待とう

その夜
大きな組織に対し、一人の力では
どうやっても太刀打ちできない
無力感と虚しさに
押しつぶされそうになりながら

ベッドで一人、震えながら涙した

翌朝
出入国在留管理庁のホームページを検索






「特段の事情」該当者
※ダーリンちゃんのことね



入国可能ぜよ


この時ほど
「入籍しててよかった!!」っと思ったことはない
ダーリンちゃん、私に感謝しなさい(笑)
これね








さて、そんなドタバタ劇の中
ダーリンちゃんは無事に帰宅(入国)した


不思議だよ
どんなことが起こっても
決して動揺しなかったのは
お腹のベビさんでした

ベビさんは
私が辛かろうが不安であろうが
コロナでDaddyの入国が危ぶまれそうでも
すべてお見通しであるかのように
ドシッと安定し、順調に成長した

Daddyの入国手続き書類の中に
妊娠証明書や診断書(帝王切開)も入れたのだが
お腹のベビさんは国が閉鎖されることも
お見通しだったのだろうね
だから急にコロナ禍にやってきたのかしら?
もしかして親のハッピーのためにこの時期を選んだ?
何て親思いの子なのかしら

なんだか私もダーリンちゃんも
お腹のベビさんに助けられてるな

それに
愛されてるラブうふ
相思相愛(笑)

ねぇねぇベビさん
何もせずとも
あなたの存在そのものが有り難く
母さんはあなたが愛おしいのです



健診も1週間に1度のスパンになり
帝王切開の日が1週間後に迫ってきた健診日
手術の説明を受けるために
家族1人だけ
診察室に入室することが可能になった

ダーリンちゃんは東京で隔離はしたものの
病院側のルールにより
県外渡航から2週間は入室禁止

ダーリンちゃんはお家でお留守番

代わりにきょうだいに入室してもらった

超音波をあてながら主治医が急に
おおっ!!と言ったわ

え"っ、ベビさんに何かあった!?


ベビさん


逆子が治ってた(笑)

うっひょー!!
1週間前にクルッと回転かいな(笑)
何てよくできた娘だこと(笑)

手術室の予約を正式にキャンセルし
自然分娩に切り替わりました

バンザ~イ 爆笑

さ〜、いつでも出ておいで
クルクルッと回転しながら出ておいで〜

Daddyはこれがやりたいそうよ
下矢印下矢印下矢印
アァァァーツァベンニャー
ライオン・キングね爆笑

もうやっちゃったわ(笑)

毎日ダーリンちゃと
お散歩したり、スクワットしたり
これぞ私が思い描いていたマタニティ(笑)

一時は立てないほどの激痛が再度襲った

泣いて車椅子を懇願したほど

ダーリンちゃんにしがみつき

30分かけて立ち上がる

ベッドで横になる恐怖すらあった


そこへ一通のハガキが届いた
あの国家資格試験結果通知だ

ドキドキしながら
ペロッとページをめくってみたよ


果たして結果は、









もうちょっと引っ張りたい










結果は、、、








引っ張りすぎ?












合格してたわ!!


な〜んてことでしょう
何度も見直しましたよね
だって、あんなヘロヘロで受験したんだもの
でも、諦めなくてよかった笑い泣き
感動したわ

娘よ
母さん、やりました!!
やっとスタートラインに立ちました
嬉しすぎるキラキラ

次は、DaddyのVISA資格変更書類よ
母さん
皆で一緒に住めるようにするから

Daddyの短期滞在VISAの期限が
4月始めで切れてしまう
審査期間は早くて2週間から1ヶ月

ベビさん、貴女がでてきたら
すぐに申請するからね



赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇ピンク薔薇




最終章と書いておきながら
終わらなかったわ(笑)

次回こそ、最終回ね(笑)

長々とお付き合い
どうもありがとうございます