二つ前の続きです。


先生の自宅をリフォームした

新しい東洋医学治療院に、

スタッフとして通う生活が始まりました。


先生は凄い方で、人気があったし、

ニューオープンの勢いもあって

毎日とても忙しかったです。

何もかもが勉強でした。


それで、

私の存在はそんなに浮きもせずに、

施術の助手もさせてもらって、

スタッフとして、

自然に働けている気がしてたのですが、

先生には私に何か役割をを与えないと、

と降りて来たようでした。


なんせ、

そもそもが、

2人のハイヤーセルフの交渉により

始まったことなので、

多分私のハイヤーセルフが、

また先生のハイヤーセルフに、

頼んだのだと思います。


「あなたは何ができるの?」

と聞かれ、困りました。

いろんなことを習っていましたが、

施術やセッションに来られる方に

何かできるレベルには

まだ何も

到達できている気がしませんでした。


でも、何かやれると言わなければ、

スタッフさえクビにになりそうだったので、

聖なる予言ワークのたびにしていた、

カードリーディングが、

その時すでに2年ぐらい経っていて、

カードリーディングだったら少しできます、

と答えてしまいました。


先生は、

出来ますと言うしかないように誘導しておいて、

言ったら最後というか、

実際にやらせみて、そこで見極める、

そういうやり方でした。


何かにつけて、

それはその後もずっとそうで

常にテストをされる緊張感がありましたが、

思わず評価されることもあって、

自分が出来ることにだんだん気がついていく、

そんなありがたい環境でした。


先生は、心と体の根っこは一つ、

というコンセプトで治療をしていて、

どちらからアプローチするかは、

その方の主訴によって決まるわけですが、

身体の不調で来られた方にも、

とにかく最初に

ウォーミングアップのような形で、

私にカードさせるようになったのです。


つまり、合格したんです。


私は、カードリーディングを、

誰かにするためにしていたわけではなかったので、

これでセラピストになろう、

とも思ってなかったのですが、

ただ有ったのは、

カードのメッセージは、

めちゃくちゃ人生を変えるという確信でした。


それは、

自分の潜在意識からのメッセージだったり、

ハイヤーセルフからのアドバイスだったりすることを、

身をもって感じる体験を重ねていて、

しかも、自分にとって嬉しい方向に

どんどんと変わっていくので、

心から、

カードを信頼してするようになっていました。


ずいぶん経ってから、

先生が、

「この人のカードがすごくてね、

僕があの言葉を、

本人から引き出すのにどれだけかかるだろうと思うような本音を、

この人は10分で話させるんだよね、

それに毎回びっくりするんだよ」

と、他の人に言った言葉を聞いて、

自分が思っている以上の評価を得てたんだ、

と分かりました。


この言葉、

今改めて書いてみるとすごいですね。

当時は、

ふーんそんなものか〜

と聞いていたような気がします。

もちろん嬉しくはあったのですが、

全く自分のことは信じていませんでした。


そして、その評価通りに、

私の自覚とは関係なく評判が広がり、

私はそこで、

不思議なカードが出来る人、

になっていきました。


やがて、

私のカードリーディングを受けたい、

という希望者が出てきたり、

カードを教えて欲しいという人が出来て

講座を開講したりして、

それがセラピストとしてのスタートでした。


とは言っても、

先生の治療院で、

私が、単独でカードリーディングをさせてもらえることはなく、

個人セッションをするには、

どうしたらいいだろう、と

いろいろ考えたなぁと思い出します。


カードをしてみる場は与えた、

手ごたえも感じさせた、

さあ、そこから先は自分で切り開け、

というのが先生のやり方で、

その厳しさがなかったら、

あんなに早くプロになっていくことは

なかっただろうと思います。


ここでも、

神様の采配は完璧です。


🍀今日もお読みくださり、

ありがとうございました🍀