MNA認定セラピスト- 池田あゆみさん 

 

 

 MANA NY ACADEMY 認定資格

スウェデッシュ・クリニカルマッサージ
ホットストーンマッサージ

 

セラピスト6年目(エステ系リンパマッサージサロン→整形外科リラクゼーション→クイック系リラクゼーション店 →オイルリラクゼーション店(業務委託)
→サロン Musuhi 開業 & MANA監修 インルームスパ at Mogana Hotel

 

現在は京都に移住された池田さんですが、当時、MANA NY ACADEMYへは他県から参加。ここでの同期との出会い、プライベートな転機など、様々な縁がつながり、人生のターニングポイントになったそう。

 

お話を聞いていると、あたたかさが伝わり、癒されていくような語り口の池田さん。出会って1年以上経ちますが、安定感があり大きくうなずける人柄。今日はそんな「とっておきの」セラピストさんに、インタビューをしました。

 

 

-日常を丁寧に生きるセラピストでありたい

 

鈴木:いつも穏やかさに内包されているアクティブさに驚かされます。日頃からセラピストとして意識していることはありますか?

 

池田さん:自分のプライベートを大切にできないと 余裕が無くなり、良いセラピーは出来ない」と思い、運動は、ランニング、トレーニングなど10年続けています。食事では、麹で甘酒を作ったり、発酵食品を食生活に多く取り入れたり、胃腸の調子に気をつけて、7年ほど続けています。心の部分でも、いつも感受性を稼働し、 感動出来る自分でありたいので、お洒落や音楽やアートを楽しんでいます。

 

鈴木:現在はどのような活動をされていますか?京都の生活はいかがですか?

 

京都に引っ越して、プライベートサロン「Musuhi」を自宅にオープンしました。同時に、MANA紹介先のMogana Hotelでスパトリートメントを提供しています。

 

京都は文化的な刺激が多く、感動が増えました。食べ物もおいしく、毎日が楽しいです。

独立してからは、時間をコントロールできるので、プライベートも充実し、仕事にも良い影響が出ているなと感じます。 

 

-受ける側ではなく、自らがする側に。 

 

 

鈴木:どのような背景、経緯や考えでセラピストを志したのですか?

 

池田さん : 元々、接客が好きで、販売業をしていました。 自分をもっと確立出来るようなスキルが欲しいな、と思いセラピストに就きました。接客業でもあり、技術職でもあり、人に喜んでもらえる、やり甲斐のある仕事だなと思っていたのですが、やっていけるのかな?と、不安な気持ちもあり、 まずはアルバイトから始めました。

 

鈴木 :セラピストを始めてみて、いかがでしたか?

 

池田さん:未経験で店舗勤務をスタートし、独学で技術習得をする状態でした。「まだまだ」という気持ちが常にあり、解剖学も勉強しなければならないけど、参考書をみるだけでは、ちんぷんかんぷん。だけど、ここは避けては通れないんだろうな、やらなければな、という漠然とした不安が拭えないまま、ズルズルと日々が過ぎて行きました。 

 

施術しても「よく寝られた」「気持ちよかった」などの感想しかなく、手ごたえを感じない、笊に水を通したように、さらっとお客様が通り過ぎる感じに悩まされた。本当に自分が求めるような感動してもらえるような施術ができていない、だからリピートもないのかな?と苦しんだという。

とっておきのセラピストになりたい...理想と現実に悩む日々

 

鈴木:セラピストとして、どのような悩みや理想像などをお持ちでしたか?

 

池田さん:施術をもっと上質なものにできないかと悩んでいました。 ただ、気持ち良いだけではなく、クライアントの身体の不調を緩和し、私だからお店に足を運んでもらえる様 な、「とっておきのセラピスト」になりたい想いがありましたが、現実には指名も思ったより伸びない毎日で、 自分の理想と現実のギャップに悩んでいました。

 

 

鈴木:実際にMNAで学ぶと決めた経緯やきっかけを教えてください。

 

池田さん:きっかけは、他店でスウェディッシュマッサージを受けたことでした。関西でスウェデッシュが学べる所を探していました。その後、マナさんのブログも拝見して、 ビビっと来ました。マナさんの施術の考え方やお客様からの支持のされ方、自分が知らない、聞いたことのない世界だ…「ここだ!」と思いました。欧米での施術の違いやレベルの高さに「すごい!」と心惹かれました。

 

初めに受けたお店では、スポーツマッサージっぽい感じだったので、セラピー感はありませんでした。なので、マナさんからスウェディッシュは癒しのマッサージと教えられ、少しびっくりしました!MNAのスウェデッシュは優しくも深いタッチで、とても繊細で細やかで心身ともに癒されるセラピーです。同じスウェディッシュでも全く違うなと感じました。

 

 

とにかく実践型、活かせる技術... 「筋肉を感じる!?」

 

鈴木:いざ受講がはじまり、MNAは想像していた通りでしたか?

 

池田さん:いい意味で想像とは違いました(笑)MNAの学びは座学よりも、実践型。

活かせる技術を学べました。

 

鈴木:スウェディッシュマッサージの習得はスムーズでしたか?

 

池田さん:形はすぐ覚えられますが、やってみるとマナさんのタッチと違うことが多くマナさんの施術動画を繰り返しみて研究しました。マナさんは、手の全体を使って筋肉を包み込んで施術している感じがしました。何よりも最後まで気や力を抜いてないなと...

 

自分の施術動画もみて比較しましたが、私の施術は指にやたらと力が入っていて、気持ち良い施術ではなかったなと思います。小手先のスウェディッシュではなく、手の使い方、タッチ、圧の深さ一つ一つ修正していきました。

 

鈴木:アドバイスで印象に残ったことは?

 

池田さん:忘れられないのは、「もっと、筋肉を感じて!」と言われたことです。「え???筋肉にはもう触ってますけど…」となりました(笑)

あとで、その筋肉の起始や停止、隆起の存在を手で感じとって、もっと意識してその筋肉に触れるという事かと分かるようになりました。

 

鈴木:クリニカルマッサージでようやく筋肉と仲良くなれる感がありますよね。

   在学中は、どのように自主トレーニングや勉強をされていましたか?

 

池田さん:自主トレは、勤務中にお客様相手に実践と、同期メンバーとレンタルサロンで定期的に集まっていました。どんどんやらないと習得できないので、とにかく触って練習することが大事ですね。

 

これから受講される方へのアドバイスとしては、自身で状況に応じて環境をつくることですね。実践トレーニングの場が作れない同期のセラピストは、ご自宅にマッサージベットを導入して家族を対象に練習すると良いです。

 

仲間との出会い -メリット

 

鈴木:様々な地域、年齢、経験をもつセラピストが参加していますが、どんな雰囲気でしたか? 

 

池田さん:私の受けた期は、年齢、バックグラウンドなど、確かに 様々でしたが、和気あいあいとした雰囲気でした。 授業中は、みんな真剣でしたが、それ以外は、まるで仲の良いクラスメイトみたいに仲良くて。マッサージ以外の事でもランチの時など、沢山の話をしていました。 スクールに行ってお勉強するのは勿論楽しみでしたが、皆と会えるのもとても楽しみでした。 今でも皆と仲良くしているので、本当に良い出会いでした!

 

鈴木:講師(私自身)についての印象はいかがでしたか?笑

 

池田さん:お茶目なところがあり、親しみやすさのある方です。でも、切り替えがハッキリされています。ずっとストイックな感じで授業されていても生徒側も張りつめてしまいますが、やるときはやる、オフモードでは、皆でワイワイとクラスメイトのように話せる場面もあって、すごく良い感じでした。

 

 

-セラピストとしての在り方の変化 -変化してる様子

鈴木:セラピストとしての変化や成長、印象的な出来事などがあれば教えてください。

 

 池田さん:一番の実感としては、クライアントからの評価が変わった事!  指名も増えて、「他とは全然違う」「やっと出会えたと思った」「一生お願いするからね」など、 嬉しい感想も頂く機会が増えました。 

 

セラピストマインドは、自信、責任感が大きく変化したんです。

前は、お客様より一歩下がって「どうですか?」と自信のない印象を与えていたことが、お客様にとっては単なる不安にしかなっていなかったのだと思います。

 

いまはマナさんから教わった筋肉のアプローチテクニックを使って自信を持って施術し、セラピストらしく安心感のある施術をできてると思います。

 

鈴木;念願のサロン独立を果たし、MANA 認定セラピストとしても紹介先のホテルにてセラピーを開始されます。現在の課題や目指している事、これからチャレンジしたいことがあれば教えてください。

 

池田さん:今の課題は、筋解剖学をもっと深めて、クリニカルマッサージでクライアントの満足感をもっと高めたい事です。 セラピーではあるけれども、治療レベルもできるマッサージセラピストを目指しています。

 

チャレンジしたいことは、MANAプロジェクトの一つである、3月に開催予定のリトリートの様な、日常から離れた環境で行える リラクゼーションです。 サロンも同じように、自身のセラピーを受ける事を楽しみに、遠くの地からわざわざ足を運んで下さった方が満足できるような、そんな施術と空間と時間を提供するのが目標です。

 

 

続いていく、学びとつながり。

 

鈴木:最後に先輩として、受講を検討されているセラピストさんへメッセージをお願いします。

 

池田さん:私は、マナさんのブログやSNSの発信をみて、共感や感動をもってMNAの受講を決めたので、迷っているけど、刺さったものがあったセラピストさんには、ぜひ足を踏み出してほしいです。他の講座では教えてもらえないことを教えてもらえるから、絶対プラスになると思うんです。セラピストとしてマインド上げたいとか、技術上げたいと考えている方なら、踏み込まれたほうがいいと思います。

 

鈴木:「セラピストの可能性を見つける」というのがアカデミーのミッションなので、

池田さんのターニングポイントになって嬉しいです。

 

池田さん:マナさん出会ってスクールに通えたのが、間違いなく私のターニングポイントになりました。本当に、よいキッカケを与えてもらえたなと、感謝しているんです。今も、良い刺激を与えてもらっているし、一緒に実行する企画などもあり、これからもよろしくお願いします。希望ですが、MNA卒業生のための特別講座があると嬉しいです!みんなで集まって練習会もしていますが、マナさんも一緒に参加していただけると、さらに学びの奥行きが増します。

 

鈴木:沢山お話を聞かせてもらい、ありがとうございました。

   はい、さらに専門実技や妊産婦マッサージもプラスしていきたいと思います。