375. 同級生の御両親ご来館 | 宿屋のおやじ日記

375. 同級生の御両親ご来館

昨日の10時頃 歯医者さんにおりましたら 我社より電話がありまして、

Y山様のご両親と言われる方がおいでです、と一報がありました。


確か 付属の高校からの進学組で 背は高いし 今で言う いわゆるイケメン。

スポーツマンでもあって 性格はいいし 山口からポッと出の青年にとっては

うらやましい限りのいい男だった。


僕達の頃には 今ほど、誰でも彼でも 六本木・・・・てな状態ではなくて 真の

ファッションセンスがあって 時代の最先端みたいな トッポイ オニイチャン

オネーチャンの街みたいな イメージがあったけれど その まちに よく似合う

男だった。


入学前のオリエンテーションの旅行で 河口湖近くのホテルに宿泊したのだ

けれど 一通りのパーティがすんで 部屋に分かれていたら 例によって

「 おい、○○○○室にあつまれ 」というご案内があって 同室の誰かと駆け

つけた。


自己紹介の後に いわゆる エッチな替え歌 の最初の洗礼を受けた。


「 はーぁ よか ○ん○ん。見れば見る程 よか○ん○ん   。」


「 ひとつでたホイの よさホイのホイ。 」


「 ポンジョのねーちゃんが 横目でにーらむ。 」


まぁ 山口の田舎で どちらかってーと 比較的清水に近い環境で 育ってきた

18歳にとっては 刺激の強い トウキョー との出会いだった。


それにしても ビールは出る出る アノ頃から ワインを持ってきていた ワルも

いて 空になった そのビンを 下半身の前辺りに持ってきて なでたり 

さすったり に 手拍子で 大笑いで 応援しながら( こいつら 本当に僕と

同い年 なんだろうか、 こんな歌をいつ どこで覚えたのであろうか )と、


なんとも不気味な思いにとらわれた夜でもあった。


その中で このY 君が 「 へー、山口で 旅館やってんのか。フーン。

で サー、いつかサー お前らが住んでる アパート ってのを 見せてくれよ。」

が 宴も半ば頃の彼との会話だったと覚えている。


それから数日後には こんな事もあった。


当時の 灯台 いや 東大進学者数では いつも 上位にいた 日比谷高校

からニ年浪人して 入学していた男もいた。


いまもある有楽町の高速道路ガード下の ショッピングセンターの一角に 

ソニーのアンテナショップみたいな店があった。 三つくらいのブースというか

個室になった部屋の周りが全部ガラス張りのオープンになっていて 予約して

そこに入り 好きな曲を電話でリクエストすれば それがソニーのステレオから

流れてくるという 待ち合わせや時間つぶしに すごく便利な部屋で、彼が

最初に教えてく れた。彼がリクエストした 岬めぐり を最初に聴いたのが 

このときだった。この時の 彼のリクエストの仕方や 受話器の置き方なんかが

妙に記憶に残っている。      その彼が


「 アノねー、この駅前のね、あの信号が青になるでしょ。それから ○○秒して

スタートするとね、銀座八丁目まで 一度も信号に止まらずに 行けるんだよ。」

の一言も この TOKYO という大都市に住む人々の心の奥深さ というか 

着眼点のトリドリさ ユニークさにしびれた 当時の宿屋の おやじ なのでした。


御両親のお話が すっ飛んでしまいました。 またいずれ、


                             ごめんおくれ やっしゃ。