359. 泳ぎながら 汗をかく ??
市議会議員の三輪徹氏の熱い願いと 当時の湯本温泉旅館組合青年部の
部長だった僕の縁で 元オフコースの 鈴木康博 氏をお呼びして コンサート
を開催して頂いたことがある。二十年近く前の頃の事。
紹介していだいたのは この長門市仙崎御出身の作詞家 大津あきら 氏。
亡くなられてから 早いもので もう十年を越えてしまった。
鈴木さんが 相模大野だったか その辺りでコンサートをされているからという
情報を頂いて すぐに上京した。
代々木上原から 小田急線に乗って ( 有名作詞家の移動だからして
てっきり 車か何か豪勢な手段で・・・と何となく感じていた僕が チョイと驚いた
という思い出は 以前にも書きましたが ) その移動中の車両の中で 僕が
大津の水泳部だったなんて事を話して すぐに 氏が聞かれたのが タイトル
の「 泳ぎながら 汗をかく 感覚を知ってる ? ? 」だった。
愛好会に毛が生えた程度の練習しかしていなかった僕にそんな体験がある
わけもなく 「 エッ なんですか。それ ? 。」って答えたきり言葉が出なかった。
そのあとで 大津さんが高校時代から 国体の選手でいらっしゃった事を知った
から さもありなん と、理解出来たけれど 僕にとってはただのジョークだ
としか思えなかった。
そんな 大津氏の高校時代の思い出が、あわせて 少し恥ずかしいくらいに
この地方の方言が そのまんま一緒に展開する とても 素晴らしい 自叙伝
「 輝きながら 」でした。
徹 君、 手術の痕を 見せてあげようかと 上半身 裸になられて 前面の
右肩あたり だったか それから おなかに回って それから又 背中までの
連続した傷跡に驚いた。
「 これで元気になれるよ。」と 御自身に言い聞かせられるように つぶやかれ
てうなずかれた後 ニッコリ笑われた 氏の顔が心に強く残っている。
いつもおだやかで 僕達に対して たえず声援を送り続けて頂いた 素晴らしい
人生の先輩をまざまざと思い出させてもらった 素敵な読書時間でした。
ではでは。 宿屋の おやじ でした。