幼少のころから家族を母親を支えるため
近くの御煎餅屋さんでお手伝いをして
お小遣いをもらう・・・
働くだけでなく
祖母が働く間
いない時間が多かった
幼い妹をおぶり
遠く離れたお風呂屋さんへ
帰ってくる頃には
洗った髪が凍り
ある時には
つららのようになったそう。。。
学校へ通う
満足に着れるお洋服もない
貧困の差が
あからさまに出る
ただ、母は
先生に恵まれ
友人に恵まれ
必要な文具やお洋服など・・・
何故か
与えてもらえた
何故かいつも救われそう
作文を書くと
表彰され
絵を描くと
表彰され
その度に
先生が家に訪れて
祖母は先生の突然の訪問を
快く思わず
その都度
母を褒めるのではなく
先生を家へ呼んだと
母を叱ったそうだ
祖母には祖母の理由が
あったのかもしれない
それでも…
幼い頃の母親は
頑張っても
表彰されても
叱られる対象だったようです
そんな中でも
母の楽しみの一つ
があり
病弱だった祖父のお見舞いにいくと
お見舞いでいただいた
食べ物をもらえた
祖父は
母をとっても可愛がってくれた
祖父と祖母は
関係が良くなかったそうだ
毎晩
喧嘩が絶えないことを
覚えている
というかトラウマになっていたようだ
何故喧嘩していたのか
そのあたりは
母は、私には
話すことはなかった
話してもらえたなかった
そんな祖父が
病院代もかかるし
このまま
入院していては
みんなの荷物になると
遠く北朝鮮へと
可愛い子供達を置いて
単身でたびだってしまった。