Wong Wing Tsan
ウォン・ウィン・ツァン
Aska Strings


【 物語の終わりに 】





つい…

五日ほど前に
なりますが…

体重は100㌔と

巨漢

それでいて
とても人懐こくて

イカツい野郎では

御座いましたが

彼…

隆太郎の

命は突然と

消えて

同時と

彼の人生における

物語が終わりに…


「 腹減ったぁぁ …」
 と
おいらの
ラインに残された文字

おいらは
シカトして返信もせずに
放置してしまったことが
悔やまれます

きっと
頼るため
空腹に堪えれずと
たらふく
何か
食わせてよ

このような気持ちで
   送ってきたのだろう…

昨年のお盆に
最愛の
  母親を亡くし

そんな寂しさや
哀しみを
おくびにも出さずに
おいらには
和やかに
接してくれた
隆太郎よ

ありがとうな…!!

お母ちゃんのそばで
うぅぅんと
甘えてくれ

よおっ…
けっして
化けて出てくんじゃねぇぞ!!

安らかに眠ってくれ。

享年38歳

それにしても
早過ぎるぜ

隆太郎へ
合掌。



おいらが
横須賀に住んでいた頃にも
舎弟のような存在の
野郎が
おりまして

おいらが
身長172㎝

あの野郎は
おいらより20㎝も
でかい
身長190㎝と
体重も
100㌔は
あったかな…?

こいつも
人懐こくてね

おいらのことを

兄さん
兄さんと
呼びながら
昼食時や
夕飯時は
おいらが声をかけても
かけなくとも
常に
ついてくるような
野郎でありまして

 いつも
2人前の
飯を大盛りで頼みながら

当時小食の
おいらが
食べ残した
丼物や
おかずだけ食べて
残した飯を

てめぇのテーブルに
引き寄せ
兄さん
米を残すなんざぁ
 魂込めて
拵えた
御百姓さんに
申し訳ねぇからと
フゥフゥ
言いながら
すべて平らげちまう…

よおっ!!
女の食い残しなら
まだしも
野郎の
おいらの
食い残しなんぞ
良く食えたもんだな…

聞くと
兄さんの食い残しだから
食えるんですよ
と…

また、あるときは
兄さん
これから
ケンカになりそうなので
助けて貰えませんか?
と、
言われた時も

おいらは言ったんだぁ

おめぇの相手に
俺は
直接恨みはねぇから

てめぇ一人で
できないケンカなら
辞めとけ

不安なら
同行はするが
おめぇのケンカぶりは
見させてもらうよ…
まぁ大事には
至らなかったけれど

こいつとの
物語も
突然と終わりに…



春は 蒔いて
夏に採り
また
夏に耕し
秋に採り
冬は備える…

巡る季節には
年々季節毎に終わりは
ありますが
季節というものは
年ごとに
繰り返し巡って参ります

が…

人様の物語は
終わってしまえば
それで
終いに…

最中に居れば
愚痴の一つや二つ

終わっちまえば
呆気なくと…

本日
おいら
湿っぽい話なんぞ
一人語っちまって

申し訳ねぇ…

次からつぎへと
いろんなことが
起こるものですな…



そんな本日
父は香港の方

母は
中国と日本のハーフ
神戸出身で
幼い頃より
確か生まれてすぐでしたか
東京育ちとなりますが
イギリス国籍を持つ
おいらの大好きな
ウォン・ウィン・ツァンさんの
素敵で優しい
ピアノの
旋律にて
親愛なる閲覧者様の方々へ

 癒しと
優しいひとときを!!

【物語の終わりに】
こちらの曲は
再投稿です。

本日も
お付き合い
いただけました
親愛なる閲覧者様の皆様へ


心より

さんきゅっ!!!



おいらは
想うのだが

生きものの
死は
心が張り裂けるほど
哀しい…

涙も
溢れるが

この
ステージの終いに
興るような
拍手喝采で

よく生きた
見送って
   やりたいんだよ 。



takachin