坂本神社八幡宮が社宝(神像・狛犬)を公開 | オリベストリートの骨董店 仏像を楽しむ「珍品家」│

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オリベストリートの仏像好きな骨董店 「珍品家」 です。

 

 先日、岐阜県中津川市にある坂本神社八幡宮が社宝(神像・狛犬)を公開したとの新聞記事を入手し、早速、記事記載の問い合わせ先の氏子総代戸崎様に架電した。

 

戸崎総代は、

   「天皇御即位記念行事の一環で坂本神社八幡宮も保有する社宝(神像・狛犬)、鎌倉時代の木彫横向き狛犬一対(53㌢)と南北

   朝 時代の神像11体、地蔵座像2体(中津川市文化財)を最初で最後の公開決定がなされ、11/16・17の両日公開しました。

    社宝は宮司のみが知り、我々総代は全く知らされておらず、初めて観る狛犬、神像に大変驚きました。

 

   公開前日は、総代数名で徹夜で警戒し、夜明けが待ち遠しいくらい緊張しましたが、大勢の方々が来社され神社の歴史を裏付け

   る神像、狛犬に一同気を引き締める思いでした。

   残念ながら、今後公開される事はないと思いますが、社宝に敬意を表し、記録し後世に残すことにしましたの資料をお見せし、経

   緯を説明します」

 

とのことでしたので、日程を調整して伺った。

 

 坂本神社八幡宮は、恵那インターから車で20分。

 

大きなお宮ではないが、周りの杉の大木を観ると、やはり伊勢の大木を思いだします。

戸崎総代は、

「同社は、大宝2年(702年)の創建で、戦争で焼失しましたが、既存の資料で再建されました。社宝の神像はヒノキで製作されており、全て厨子(ずし・ほこら)に納まっておりました。狛犬は、明治時代に盗難にあって、京都で白塗りされた姿で発見され、高額で買い戻されたようです。

 

地蔵菩薩も2体保有しておりますが、神仏習合(しんぶつしゅうごう)の証明だと思っております。」

との詳しい説明をお聞きし、既に写真撮影されていた神像、狛犬を接写しましたので、観て下さい。

 

観鷹参年(1352年)の11体です。

30㌢位とのことです。

 

 

南北朝時代の地蔵菩薩だと思われる2体。

 

鎌倉時代の作と言われる(56㌢と58㌢)狛犬一対です。

 

 

どうですか。

現物を手に取る事は出来ませんでしたが、神像好きの珍品家は、思わず「欲しい」と言ってしまい、総代に笑われてしまいました。

伊勢の地の「天照大神(あまてらす)」を中心に全国各地に鎮座されるそれぞれの神々、あんな田舎の神社にも地域性を生かした時代の証明がある事を知って、日本の宗教は古代より神道であったことを実感しました。

 

戸崎総代から、

近所に廃仏毀釈(はいぶつきしゃく・仏教を否定)に首を落とされたお寺があって、首が無いのは忍びないと仏師達が新たな首を付けた石造が多数あると聞いて行ってきました。

 

 

 

 

廃仏毀釈は、明治の初めに明治政府の神道国教化政策によって、お釈迦様の教えを棄却することで、全国各地で寺院や仏像が破壊された時代を言うのですが、愚かな国学者によって行われたものです。

 

、明治維新によって外国の文化が入って来て、日本の政治家か達は、日本の歴史伝統文化が破壊されると思ったんでしょうね。

国を統一するために、お釈迦様の教えを否定し、寺院や仏像が破壊することで日本を一本化できると思ったのでしょうか。

いやはや。

 

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