産後うつの話し




私は昔から子どもが好きだった

だから子育てはきっと楽しい!

私ならうまくできる!

そう思ってた




超スピード出産で産まれた息子

あっという間に産まれて感動するヒマもなかった



小さくて可愛い

ふにゃふにゃのほわほわ



この子を生かさなければいけないという
プレッシャーを勝手に感じた



授乳がうまくできなくて焦る

オムツ替えに時間がかかる

泣き止ますことができなくてオロオロ

ミルクを作るのも下手くそ



教科書通りにやろうとしすぎて
どうにもこうにもから回る



そのうち息子の泣き声が怖くなった

息子が泣くと心臓がバクバクする


泣いていないときでもいつ泣き出すか
ドキドキしていた


そこに睡眠不足が追い討ちをかけて
もうダメだと思った



耳に届く泣き声が少しでも小さくなるように
ベビーベッドに段ボールを被せ
私は隣の部屋に逃げ込んだ


10分おきに生存を確認しに行き
息子が泣き疲れて眠ると隣でひっそり泣いた


寝顔を可愛いと思う
けれど泣き声は耐えられない



息子と2人きりで家に残されるのが怖くて
旦那に泣きながら明日は会社を休んでほしいと頼んだ



私がいなくなれば誰かが代わりにこの子を育ててくれるのだろうかと考え、本気で息子を乳児院に連れて行くことも考えた







で、バンジーを飛んだ




人に頼ることが苦手な私だったけれど
義母と義妹に助けてほしいと正直に話した


実母が苦手で実母に頼るのは嫌だという気持ちも
そのまま包み隠さずに話した



そうして私は私を取り戻すことができた



囚われていた教科書を破り捨て
いい母のふりもやめた






コバにゃんに100点もらったどー!お願い