ある日『逸見』さんと言う女性から電話がかかって来ました。

『先日ふるさと館のお店を訪ねて来て下さいましたか?
主人からあなたがつまみ細工作家で、作品に秩父銘仙を使いたいと仰っていたと伺いました。
直接会ってお話したいので、あなたの作品のサンプルをいくつか持って工房へ来て頂けませんか?』


その数日後、教えて頂いた工房へサンプルを見せに行く事に。


そこで、

つまみ細工を始めたきっかけ、どうして秩父銘仙を使いたいと思ったかなど、今までの経緯を事細かに説明し、自身のブランドについて、ホームページやロゴデザイン、作品のコンセプトなど無我夢中でアピールしました。

そしてついに、

『あなたの熱意は十分に伝わりました。
それではあなたのこの作品をうちの秩父銘仙の生地を使って、1週間後に10個作ってまた見せに来て下さい。』

そして、初めての!✨新品の秩父銘仙生地を頂いて帰えりました🙂


しかし!早速家に帰ってすぐ作ろうと思いましたが、緊張して生地が切れない💦
カッターで切ろうとすると緊張して手が震えてしまうのです😂💦

納品は1週間後と言われていたのに、初めの3日くらいはただ心が落ち着くまで秩父銘仙を眺めている事しか出来ませんでした😔

ようやく心を決めて作品作り開始!

丁寧に生地をカットしていざ摘もうと思ったのですが、生地が硬く折り目が付かない、糊を吸わない、ボンドも弾く🤣🤣🤣

結局6枚花を1つ作るのに4時間もかかってしまいました😱

『ヤバい😨作れない😰納品に間に合わない🥶』


焦れば焦るほど失敗の連続。。。


『秩父銘仙は生地が硬く、糊もボンドも吸わないのでつまみ細工には向いていませんでした。』


なんて言い訳出来るわけが無い。。。


何とか無事に作り終える事が出来ましたが内心はドキドキしていました。

『下手だと思われたらどうしよう💦』


しかし予想に反して

『あら✨めちゃくちゃ可愛いね!早速売ってみよう☺️』
『ふるさと館の店舗にもあなたの作品の販売スペースを空けてあるし、祭りの湯や秩父銘仙館で販売する逸見織物の商品をあなたに委託したい。』


そうして私は逸見織物の契約作家となりました☺️