昌磨さん、やってくれました。
6分練習では、いつもより念入りに、かなりの数のジャンプを跳んでいました。
ショートの6練は、各ジャンプ一回ずつってことも多いから、異例だなと思いながら、見ていました。
アクセルをキレイに跳んでいても、首を横に振ったりもしていました。
いつもの落ち着いた感じではなくて、やや余裕がない感じで、とにかくあらゆる自分の状態を入念に確認・分析しているといった感じでした。
この苦境を、祈りながら見届けてきました。
名前がコールされた時、この瞬間までたどり着いてくれたことへの、感謝の気持ちが湧いてきました。
昌磨さんがここにこうして立っているのだから、どうなっても最後まで見届けるぞ、と私も気合いが入りました。
わたしが感動したのは、3つのジャンプが成功した後です。
そこから一段ギアを上げたのです。
上から見ていたらスイッチが切り替わるようでした。
ものすごく熱い気持ちが、演技からほとばしるように伝わってきました。
むき出しの情熱が、はるか上空のわたしの席までガンガン届いてくるのです。
いや、すごい演技でした!
とりあえず、今の感動だけ、帰りの電車で書きました。