昨年の11月、毎週配達してもらっている
野菜のひとつから、マッチ棒の先ほどの
大きさのカタツムリが出てきた。
野菜はサニーレタスである。
とても小さかったのでそのまま流して
しまおうかと思ったが、とても小さな
身体から目ん玉をピンと伸ばし、
私の顔をじっとみている
(ような気がした)。
不覚にも胸が痛んでしまい、
飼うことにした。
飼ってみれば、なかなかユーモラスで
可愛らしい。
小松菜を喰む口元は牛にそっくりだ。
だから、蝸牛というのか。
観察していてもとても面白い。
この虫ケラはまだ生きている。
そして、昨日卵を産んでいる所
を目撃してしまった。
カタツムリは自家受精するのだ。
怖くて気持ちが悪い。
たくさん孵っても大変なので
今度こそ殺処分しようかと
卵をかき集めたところ、
なんとも可哀想になってきて、
孵化するまで見届けることにした。
乾燥するとダメみたいなので、
一日に何回も霧吹きで湿らせている。
1日で卵に色がつき、少し
大きくなってきた。
とても気持ちが悪い。

