新品種レタス:こんなの買いました | くうねり庵(ほぼ閉鎖状態)

新品種レタス:こんなの買いました

 右の葉が細かく切れ込んでるほうがグリーンマリーゴールド、左のサラダ菜の縁がギザギザになったみたいなやつがフリルアイス。どちらもきれいに袋詰めされて、エコ作というブランド名がついてました。
 どちらも玉にはならず、ゆるゆるに葉を茂らせています。フリルアイスはパリッとした感じで、グリーンマリーゴールドは葉がやけに柔らかくて妙な手触りでした。これはレタス…なの?何がどう違うと言われると困るんだけど、なんとなくただのレタスではないような気がするのです。
 エコ作というブランドを頼りに検索すると、販売元(開発元?)はあっと言う間にみつかりました。

JFEライフ(株)
http://www.ecosaku-yasai.com/index.html

 ここによれば、フリルアイスには交配情報がありませんでしたが、グリーンマリーゴールドは「エンダイブとリーフレタスをかけ合わせたサラダ菜で、花のマリーゴールドによく似た、柔らかくアクの少ない野菜です」とのことです。あー、やっぱりエンダイブが入ってるんだ。ふーん。
 …って納得しそうになったんだけど、ちょっと待てよ。レタスとエンダイブって属が違わない?植物って異属間交配できるんだっけ?などと、また別の問題をかかえてしまうのでした。
 そこで「異属 交配」などのキーワードで検索をかけると、どうも植物の世界では遺族間交配によって今までになかったような様々な品種が生まれつつあるみたいなんです。へー、交配できちゃうやつはできちゃうのか(できないのもあった気がするんだけどこちらは未確認)。普通に受粉で交配させるのか、遺伝子レベルでなんかするのか聞いてみようかなーと思ったんだけどサイトには問い合わせフォームがなかったのでやめました。いつも通り軟弱なんです。

 閑話休題。
 そんなこんなでグリーンマリーゴールドとフリルアイス、食べてみようと思うんです。
 どちらもお店にある時はきれいに袋詰めにされてて、空気とともに密閉された感じになっていました。袋から出して写真をとったあと、ビニール袋に入れて冷蔵庫につっこんで、夜出してみたら…あらら、もう葉がしなしなしてる。
 特にグリーンマリーゴールドがしなしなしています。もともと葉がやわらかいので、開封したらすぐに食べないといけないみたい。バリバリちぎって水にさらしたら少し生き返ったのでサラダにしました。
 味は…あー、うー、うーん。
 フリルアイスはパリッとしてるのにやわらかくてそれなりに美味しいんですけど、グリーンマリーゴールドの方は一口食べて「ええと、この野菜の制作者は何をどうしてほしいんでしょう」って感じでした。葉が柔らかすぎて、水っぽくて(水にさらしたからかもしれません)、口に入れてしまうと何を食べてるのかよくわからなくてイライラします。やわらかいのでサンドイッチの具にするとかさばらなくてよさそうですが、それにしたって味に特徴がなさすぎてどうなんでしょうね。
 メーカーのサイトにもえぐみが少ないとか、やわらかいというような売り文句が並んでますが、味や食感に特徴のないことがそんなにすばらしいのかしらね。