テンペ | くうねり庵(ほぼ閉鎖状態)

テンペ

 今朝のはなまるマーケットはテンペでした。写真のものはわたくしが先日食したテンペ(メーカーは旭松)ですが、なかなか美味しかったので注目している食材です。

 以下は番組からのメモ。

・テンペはインドネシアの大豆発酵食品。テンペ菌を利用する。
・テンペ菌はハイビスカスの葉などに付着している。
・テンペは糸を引かない、におわない。
・20年前にすでに入ってきたがブームにはならなかった。
・欧米でもテンペという名前で話題になっている。
・生で食べられるものと、加熱したほうが美味しいものがある。
・岡山で生産が盛んらしい。
・開けたらすぐに使わないと発酵が進んで味が変わる。
・イソフラボンが豊富。

調理法としては
・薄切りにして焼き、お醤油または大根下ろしとポン酢で
・さいころ状に切って素揚げ、マヨネーズであえてサラダに
・揚げてケチャップをつける
・揚げて砂糖をまぶす(甘みが意外に合うらしい)
・茹でてつぶしたジャガイモにテンペを練り込んでコロッケに
・挽肉と混ぜてハンバーグや肉団子に

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 テンペはテンペ菌で作った大豆の発酵食品なので、納豆の親戚みたいな紹介をされることが多いんです。でも納豆みたいに糸を引くわけじゃなくて、大豆同士がくっつきあって写真のような固まりになっています。かじってみるとねっとりとやわらかくてチーズみたいな感じです。かすかに納豆に似た匂いがありますが、いわゆる納豆臭い感じじゃなくて豆の風味といった程度。
 どうしても納豆にイメージがかさなるので味付けは醤油や塩だろうと思いこんでましたが、番組では揚げて砂糖をまぶしたり、細かく切ってヨーグルトに入れたりしてました。これにはちょっとびっくり。でも、テンペ自体には甘いとか辛いとかの味はないし、ねっとりした食感は芋羊羹にも似てるんです。案外、お菓子の素材としていけちゃいそうな気がしてきました。
 番組を見ててひとつ腑に落ちない感じだったのは「テンペのもそもそ感がダメという人におすすめ」と挽肉とテンペを半々に混ぜて作ったハンバーグを紹介してたことです。試食中にも説明されないとテンペ入りだと気づかないってコメントしてたけど、それじゃテンペを使う意味があくまで栄養をとるだけになってしまってつまらないのであります。テンペがだめなら納豆を食べればよろしくってよ。