開化龍頂:中国茶でミントティー | くうねり庵(ほぼ閉鎖状態)

開化龍頂:中国茶でミントティー

 雨降りなので、気分がすっきりするようなものをと思ってこんなのを作ってみました。前に呼んだ本にモロッコあたりの飲み物として紹介されていたものです。その本には、「コップにぎっしり生のミントの葉をつめて、熱い中国産の緑茶を注ぎ、最初のいっぱいは捨ててしまいます(ミントの葉は捨てずにコップに残すこと)。中国緑茶の二煎目を注いでお好みで砂糖を加えてできあがり」というような方法が紹介されてました。最初の一杯はあくまで香り出しなので、お茶の味が出る前に注ぎ、すぐにこぼしてしまわなくてはなりません。

 ミントなら自宅のベランダで栽培しているのですが、しばらく前に収穫して冷凍保存したものがあるので、これを使ってみようと思います。冷凍したものはとけると細胞が壊れて香り成分が出てくるはずなので、最初の一杯を捨てる工程は省略することにしました。コップに冷凍ミントを詰めて、飲み頃に抽出した熱い中国緑茶(先日買ってきた開化龍頂を使いました)を一気に注いでできあがり。

 思ったとおり、一度凍らせたミントは香りが強いです。これを生葉でやると香りより青臭さが出てしまうことがありますが、今回はそれもありませんでした。ただ、凍らせると葉が黒っぽくなって、あまりきれいじゃないのが残念です。

 中国緑茶がないときは日本の緑茶でも作れますが、抹茶入りなどは避けたほうがいいです(見た目にきれいじゃないし、味もかえって寝ぼけてしまうんです)。できれば中国緑茶で作ったほうが苦みや渋みがカツンとクリアで、ミントの刺激を受け止めてくれると思います。