元王子カラフは諸国をひとり放浪していた。
生き別れてしまった父のティムール王が
北京にいると噂に聞き北京へ入る。
年老いたティムール王を支えていたのは故国の奴隷の娘 リューであった。
カラフは彼女に感謝の気持ちを述べるが
リューは決して顔を上げようとはしない。
秘かにカラフを慕い続けていたのだ
中国皇帝の一人娘トゥーランドット姫は、その類稀なる美貌に惹かれて
求婚してくる異国の王子達に3つの謎を出し、 解けない者の首を容赦無く
刎ねるという恐ろしい王女であった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150720/23/ching-shenlong/de/74/j/t02200316_0578083113371847094.jpg?caw=800)
トゥーランドットはトルキスタンの王族の血筋のようだ。
先祖の王女が異国の兵士に襲われ殺された、その復讐を果たす為に
この謎かけを始めたトゥーランドット。
はっきし言って男なんて信用できないわ状態の姫であったようだ。
さて北京の街は異様な熱気に包まれていた。
今またトゥーランドットの冴え冴えとした冷たい美貌に心奪われた
若く美しいペルシャ王子が謎解きに失敗し、
月の出と同時に処刑が執行されようとしていた。
北京の民は皆口々にトゥーランドットの慈悲を請うが、
トゥーランドットは冷ややかに処刑を促す。
その姿を見たカラフは、トゥーランドットの威厳に満ち溢れた
壮絶なまでの美しさに魂を奪われたたのように立ち尽くす。
トゥーランドットの虜になってしまったカラフは、
この謎解きに自分も挑戦することを決める。
カラフへの3つの謎解きが始まる。
一、毎夜に心によみがえるのは? ………「希望」
二、燃え上がるが火ではないのは? ……「血潮」
三、火をつける氷とは? …………………「トゥーランドット」
カラフは見事に3つの謎を解いたに動揺したトゥーランドットは彼の
妻となることを拒む。そこでカラフは「夜明けまでに私の名を明らかに
できたら、命を捧げよう」と逆に謎を出した。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150720/23/ching-shenlong/8f/df/j/t02200220_0800080013371847095.jpg?caw=800)
トゥーランドットから「夜明けまでにあの見知らぬ者の名がわかるまで
北京では誰も寝てはならぬ」と命令が下され、群衆は血眼になって調べ
始める。そしてカラフと話をしていたリューが捉えられる。彼女は自分だけが
彼の名前を知っていると言い、拷問にかけられるが口を割らない。
瀕死の息の下から「これこそが愛!あなた様なら分かるはず・・・!」
とトゥーランドットに言って短剣で自ら胸を刺し自害して果てる。
残されたトゥーランドットは動揺し茫然自失となるが、
カラフはそんなトゥーランドットを抱きしめ熱い接吻をする。
それでも尚、自分の愛を拒むトゥーランドットに
カラフは自分の名を打ち明ける。
勝を譲られたトゥーランドット
王子の名がついに分かったと叫び、
トゥーランドットは銅鑼と叩いて人々を呼ぶ。
夜が明けがきた・・・
兵士や北京の民が大勢集まっている。
トゥーランドットは皆の前で高らかに告げる。
「異国の王子の名が分かった。」
総ての人が、トゥーランドットの言葉に聞き入る。
「その名は愛!」
トゥーランドットはカラフの前にひざまづき、二人は口づけを交す。
リューの命懸けの愛とカラフの情熱と優しさが
氷のような王女の心を熱く溶かしたのだ。
喚声が沸き起こり、世界は喜びに包まれる。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150720/23/ching-shenlong/20/3f/j/o0425033013371856200.jpg?caw=800)
この手の女に小手先はあかんから
パーがいいな
純粋な情熱だな
しょうまの解釈でOKだ