【中国語雑学】ちょっと不思議な中国語の「量詞」の話 | 4人に1人が話せる中国語

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タイトル「不思議な中国語の量詞」

大家好!

もしこれを中国語ネイティブに話したら、
「なんでそんなことを知っているの?」を驚かれるかも?
今日はちょっと不思議な中国語の量詞のお話です。


中国語には日本語と同じようにいろいろな量詞があります。

例えば、中国語でも全般的にものを数えるときには『一个(一個) yī ge、两个(兩個) liǎng ge』を使いますし、、コップに入った飲み物などを数えるときは『一杯 yī bēi、两杯(兩杯) liǎng bēi』など、ものによって量詞も変わるんです。

この考え方は日本語も同じなので、理解しやすいですよね。それに、ものによってはこのように日本語も同じ量詞を使うので、覚えるのにもそれほど苦労することはありません。

でも、一部では日本語にはない量詞、日本語とは使い方が違う量詞もあるので注意が必要なんです!

例えば本を数えるときは『一本 yī běn、两本(兩本) liǎng běn』(中国語で『本』は『书(書) shū』で、量詞が『本 běn』なので、ちょっと紛らわしいですよね!)、傘などの持ち手のあるものは『一把 yī bǎ、兩把 liǎng bǎ』などの量詞があります。


そんな中国語の量詞ですが、ちょっと面白い発見をしたので今日はそれを紹介します!

日本語では動物の数え方は基本的には『一匹、二匹』ですよね。ちょっと大きい動物、例えば牛を数えるときは『一頭、二頭』という言い方もありますよね!


中国語では動物は基本的に『一只(一隻) yī zhī、两只(兩隻) liǎng zhī』と数えますが、大型の動物…牛は『一头(一頭) yī tóu、两头(兩頭) liǎng tóu』と数えます。

さらに、馬だけは特殊で、『一匹 yī pī、兩匹 liǎng pī 』と数えるんです!


同じ動物なのに、種類によって量詞も違うなんて、覚えるのが大変ですよね…

しかも『匹 』は馬を数えるときにしか使えないの…??

考え中アイコン

と思ったら、なんと他にも『匹』を使って数えるものが存在したんです!

それはなんと

』!!

馬と布にどういう共通点があって同じ量詞を使うのでしょうか…?

と思って辞書を見てみたら、厳密には馬を数えるときの『匹 』は一声で、布を数えるときの『匹 』は三声なんだそう。

萌典:『匹』
https://www.moedict.tw/%E5%8C%B9

ちょっと勉強になりましたね。

また、布を数える量詞には他に『块(塊) kuài』があって、こちらは小さいサイズの布を数えるのに使うんだそうです。『匹 』で数えるのは一巻きなどの大きい面積のものに限るんだそうです!

どうでしたか?日常生活で使えるかわからないけど、ちょっと面白い中国語雑学でした!

中国人や台湾人のお友達がいる方は、ぜひ『匹』のことを話してみてくださいね!
「なんでそんなことを知っているの?」とびっくりされるかもしれませんよ!

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それではまた次回!