席を譲ってくれた人 | SeaQ Diary

席を譲ってくれた人


※ちょっと、長い文になりましたので、

ご了承ください。



水曜日、久しぶりに平日夜、電車に乗って

遊びに行ってきました。


仕事帰りのジェイと品川駅で待ち合わせ。


わたしは、家から電車で向かいました。


妊娠してから、電車に乗るのはとってもおっくうになっていました。

おっくうというより、


恐怖でした・・・。


アメリカから帰ってきて特に感じたのは、

日本人ってみんなすごく忙しくしていたいのか、

他人や周囲を全く見ないで、自分の事だけ考えてる人が多いってこと。



特に、電車では、我先に男女ともに乗ってきて

降りる人を優先することより、自分が座る事ばかり考えていて

誰かとぶつかろうと、謝ることもしないし、


まるで、それが都会人であるかのような、当たり前な顔して、とっても横柄な振る舞いを

する人が多いこと・・・・。



メールを打つことや、携帯ゲームに夢中になって

誰が周りにいるのか、注意して見もしないので、

老人や子供連れが乗ってきても、気が付かないのか、気が付いても見て見ぬ振り・・・

最悪なことに、ちらっと見たけど、寝たふりカマス・・・・・。



最悪です・・・・。



わたしは、妊娠前、会社のバイトちゃんが妊娠後期まで仕事に来てくれていて

電車通勤だということで、体を気遣って電車通勤大丈夫か

聞いたときのこと、


「お腹に赤ちゃんいますキーホルダーをバッグにつけてるから、電車で、席譲ってくれるでしょ?」


と、いう私の質問に、


「あんなのつけてたって、お腹が大きくったって、だ~れも席なんて譲ってくれませんよ」


彼女は、出産まで6ヶ月電車通勤したのですが、

1回も譲られた事はなかったと答えました・・・・。




それを聞いて、愕然としました。




6ヶ月間、週4日電車に乗って通勤してた彼女は、

1度だって席を譲ってもらったことなかったなんて・・・・。



自分が、お腹が大きくなってから、彼女が言ったことが

事実だったとわかりました。


わたしは、人混みへ行くときは、わざと

お腹が目立つように、ぴったりした洋服をきるようにして

お腹の大きさを強調します。



「ただ肥ってるだけ?」

「あの人、妊娠しているのかな?」


とか、マタニティー服は気がつかれにくくって、

逆にあぶないと思ったからです。


だけど、何回電車に乗っても、

誰1人、席を譲ってはくれませんでした。


もっと、怖いことに、



歩きながらメールしている人が多いので、

平気で、ぶつかられたり、


駆け込み乗車したい人に

正面から大きなお腹を押されたり、


ひどい時は、後ろから走ってきた人に押されて

バランスを崩してエスカレーターから落ちそうにもなり、


電車に乗ること、人混みを歩く事は、

すっかり恐怖になりました・・・・。


しばらくしたら、ジェイと一緒に外出するようになったので、

彼が体を張って守ってくれるようになったので、

1人の時より怖くなくなりましたが、

どうしても1人で行動するときは、

警戒心がMAXになります。



「やっぱり、親切な人ってそうそういないもんんだんだな~」


と、判っていながらも、やはり、がっかりしながら・・・・


今週水曜も、あきらめモードで、ぶつかられないように

お腹をガードしながら、いつも異常に人にぶつからないように

警戒心丸出しで・・・・

勇気をもって、電車に乗り込みました・・・。


とくにマナー違反者がひしめく


山手線・・・・・。



わたしは、


入り口から乗って、3人座りの席の前へ立ちました。


優先席になっていることが多い3人座りシートです。

残念なことに、わたしが乗り込んだ車両のそこは、

優先席ではありませんでした。



わたしは、入り口に近い手前に立ちました。

わたしの前は、

50代前半と思われるおばちゃん。

その横には、30代前半のOL風の方。

1番離れた連結部側の3番目には、50代のおじさんが会社の資料らしき書類を

読んで座っていました。


今時珍しく、3人とも、寝ていたわけでもなく、メールしていたわけでなかったので

わたしの存在は明かに確認できたハズです。


だって、目の前に立ったんだもん。


明かに、女性2人は、ソワソワ・・・した感じになりました。


「あちゃ・・・妊婦だ・・・席を譲ってあげないといけないかな・・・」


なんていう心の声が手に取るようにわかるくらい・・・・

顔にも、おもいっきり、表れてるし・・・・。



すると、1番離れたとこに座って、書類を読んでいた男性が、

無言で席を立ち上がりました。


でも、何もわたしには言ってこないので、

次の駅で降りるのかと思って、座らずにいました。


次の駅で、若い女性が降りたので、わたしはその席に座りました。

すると、60代のおばちゃんは、急に目をつぶって寝始めました・・・。

そして、50代のオジサンは、また座りました。


「もしかしたら、このオジサン、わたしに席を譲ってくれるつもりで

声をかける勇気なかったのかな・・・」


と、思いました。


なかなか席を譲ってくれる人が少ない中、声を本当はかけてほしかったけど

まだ、勇気のないオジサンだったのでしょう。



もしかして、わたしが感謝の意を伝えたら、次回からは

声をかけて誰かに席を譲ってくれる力になるかな・・・・・

と、思い、わたしは、オジサンに話しかけました。


「さきほど、もしかしたら私に席を譲ってくれようと

なさったんではないでしょうか?」


そしたら、


「は・・・はい・・・」


と、オジサン、照れくさそう・・・・


やっぱり・・・・・


「わたし、ご親切に気が付かずに申し訳ありませんでした。

お心遣い本当にありがとうございます。」


と、御礼を言いました。


そして、すぐに品川駅に到着・・・


そのオジサンと別れ際、もう一度、


「席を譲っていただき、ありがとうございました。」


と、会釈して降りようとしたとき、


オジサンが、


「こちらこそ、そう言って御礼を言っていただいて

お心遣いありがとう。」


と、言ってくれました。


わたしも、


「いいえ、なかなか席を譲ってくれる方

いらっしゃらないので、

わたし、とっても嬉しかったんですよ!

本当にありがとうございました。」


と、言って降りました。


なんと爽快で、嬉しい気持ちでいっぱいになり、

涙が溢れそうになりました。



帰りの山手線では、



残念ながら、席を譲ってくれる人は1人もいませんでした・・・・。

みんな携帯の操作で大変お忙しいようで・・・。



その翌日、マタニティースイミングの帰り、

同じように、ビジネスマンらしき男性がわたしに席を譲ってくれました。

わたしの前に立っていた、上司と部下の女性らしき2人組は、思いっきり

見て見ぬ振り・・・・。


その後、老人が乗ってきても、その2人は、急に携帯をいじりだして

席を譲ることもせず・・・・・。


電車を降りるとき、大きな声で

譲ってくれた男性に向かって


「席を譲ってくださってご親切にありがとうございました」


と、しっかり御礼を言ってきました。


幻滅する現実社会ではありますが、

100%絶望視することでもないわけで・・・

でも、期待はせず・・・・・。


この数日で、2人にも席を譲ってくれた事は、

わたしにとって「宝」です。



「席を譲ること」


なんて、

とっても、当たり前の事なんですけどね・・・



譲ってもらっても、遠慮したりして、

素直に親切を受けられない人もいたりしたら

「譲る気にもなれない」とか、「恥ずかしい」


なんて思う人が

でてきたりして・・・・。


負の連鎖が発生して、当たり前の事が出来なく

なってきているのでしょうね・・・。



人の親切に触れたとき、

とっても、素敵な気持ちになれました。


だから、素直に受け、嬉しい気持ちを

その人にちゃんと伝えます。


お互いに

素敵な気持ちになれるようになったらいいなと

心から思います。



電車の中で、

メールや本を読んだりするのは、

自由ですが、どうか、少しでも回りの人がどんな人が

いるかだけでも、注意して見てほしいです。



無関心=都会人



と、勝手にだれかに作られた


「幻想」


は、もういい加減に、やめにしたいと思います。



席を譲ってくれた方々、本当にありがとう。

感謝します。