引き続き

 

12月はクリスマス~その21
トニー・ベネット&ビル・エバンスの
チャイルド・イズ・ボーン
 
若かった頃
ジャズはロイク(黒人)が最高だぜ
ジャス仲間と粋がってた時分
でもチェット・ベイカーとビル・エバンスは
白人でも別物だ
みなで意見が一致したものだ

彼の鍵盤が語りだすと
胸がしめつけられるほどに
引き込まれる
はったりのないひたすら審美的な世界へ

トニー・ベネットの
イタリア系らしい朗々とした歌が
風を得たマストならば
エバンスのピアノは
航海を導く水の粒子のざわめきのよう

      Tony Bennett and Bill Evans, "Together Again" (1977)

 

 

 

 

12月はクリスマス~その22
ナンシー・ラモットの
アイル・ビー・ホーム・アト・クリスマス

このクリスマスアルバム
中毒になって
一年中ずっと聴いていたこともある

ナンシー・ラモットはあまり有名でなく
その存在を知らなかった
最初にその声を聴いた時も
それほど私の好みでもなく
ところが何度か聴いているうち
はまってしまった

Nacy LaMott(1951~1995)
体の弱かった彼女は44歳でこの世を去り
そのせいだろうか
その歌が偽りのない
真実の歌に聴こえてしまう

クリントン前大統領夫妻が
ナンシーのファンで
ホワイトハウスで公演をしたということも
あとで知った

【Just In Time For Christmas,1994, Midder Music】 より
 

            Nancy LaMott - I'll Be Home for Christmas

 

 

 

 

12月はクリスマス~その23
デクスター・ゴードンのザ・クリスマス・ソング

本日韓国はクリスマス、公休日であります
(ちなみにお釈迦様の誕生日も公休日です)

メロディーの最後が
もういくつ寝るとお正月~
メリークリスマス・トゥ・ユー
と聴こえてしまうこの曲

Dexter Gordon (tenor sax)
Tommy Flanagan (piano) 
Larry Ridley (bass)
Alan Dawson (drums) 
'THE PANTHER!' (Prestige Records),1970より

 

            Dexter Gordon Quartet - The Christmas Song

 

 

デクスターお父さんの
あたたかいホーンの音を借りて

And so I'm offering this simple phrase
To kids from one to ninety-two
Although it's been said many times, many ways

シンプルなこのフレーズを
1歳から92歳の
こども心を忘れないいとしい君たちへ
何度も使い古された
ありふれた言葉だけれど

Merry Christmas to you

健康で幸福なよいお年をお送りください

今年も押し迫ってきたね。。

引き続き。。。

 

12月はクリスマス~その16


フランスのピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ

子供のころに
デューク・エリントンのピアノを聴いて
ピアニストになろうと決めたという

99年に36歳で旅立ってしまった
ペトリチアーニのピアノが
なんだかとても恋しい

19歳の時の初リーダーアルバムより
J.F. Jenny-Clark(b)
Aldo Romano(ds)
Michel Petrucciani(p)
【Michel Petrucciani ‎– Michel Petrucciani, Owl Records】
France, 1981

           Christmas Dreams / Michel Petrucciani

 

 

 

 

 

12月はクリスマス~その17


チャーリー・パーカーのクリスマスセッション

ほんとなんですか、これ

この時代もクリスマスは
営業シーズンだったのかなぁ
アドリブに入るとやはり
本気でパーカーですね

パーカーは巷で周囲にあふれている
コマーシャルソングや流行歌を
楽しんで聴いたんだって
そんな体験から彼の曲やアドリブが
創られていったんだな

流しのブルース歌手なんかと
仲良しになって
自分のステージによく連れてきたんだって

バード、愛おしいです

"The Bird" Charlie Parker (alto sax)
Kenny Dorham(tp)
Al Haig(p)
Tommy Porter(b)
Max Roach(ds)
live broadcast recording, 25th December 1948 
from The Royal Roost,New York City

 

               White Christmas/Charlie Parker

 

 

 

 

 

12月はクリスマス~その18


ジェームスカーターのホワイトクリスマス

韓国人のジャズ仲間から
回ってくるのを
楽しいんで聴いているこの頃

フリージャズとか
(やっぱりよくわからない)

ECMというヨーロッパのレーベルの
クラシックっぽいジャズとか
(ミュージシャンの名前が覚えられない)
(韓国語で書いてくれてもますます覚えられない)

世の中にはいろんなジャズがあるのだな
聴きたい音楽や読みたい本
いっぱいあって
人生ってまだまだ面白い

                 James Carter - White christmas

 

 

 

 

12月はクリスマス~その19


シャーリー・ホーンのウィンター・ワンダーランド

変わらない人

マイルスの強い推薦で
交代バンドでデビューしたときから
ずぅーっと最後まで、変わらない味
周りがどうでもどんな環境でも
いつ食べても同じおいしさ

やっぱりこの人に一票だな
やっぱりおいしいよ

Don Sickler(fh,arrg),Jesse Davis(as),Ron Blake(ts)
Roy Hargrove(fh),Mark Whitfield(g),Christian McBride(b)
Stephen Scott(p),Billy Drummond(ds)
Released on: 2013-01-01

 

 

 

 

 

12月はクリスマス~その20


ジョン・ルイスのリトル・ガール・ブルー

これはクリスマスの曲でもないのに
メロディーの出だしがアベ・マリアに聴こえて
得意の妄想の世界へ

あぁ、そうか
リトル・ガール・ブルー
歴史で最も祝福された女性のはずなのに

Sit there, count your little fingers
Unhappy little girl blue

当時のユダヤ教社会では
私生児を生むことは石打の刑
加えて王の迫害に追われ追われて
極寒のナザレの田舎
人の住むところでもない馬小屋で
初めての赤ん坊を
馬の餌、かいば桶へと産み落とした

Sit there and count your fingers
What can you do

彼女は思うに
世界で最も人の言うことを聞かない
アバンギャルドな娘さんだったにちがいない

Why won’t somebody send a tender blue boy
To cheer up little girl blue

ジョン・ルイスのピアノに誘われて
長い夜、妄想の世界へ
パリでフランスミュージシャンとの共演アルバムより
これはボーナストラックで追加された曲

余分な動きのない
鍵盤を選ぶような音使いに
いったいこの人の想像力はどこから来るんだろうと
いつもうなずいてしまうなぁ
ジョン・ルイスの
熱心なファンではないけど隠れファンであります

Afternoon in Paris(1957)
John Lewis - piano
Sacha Distel - guitar
Barney Wilen - tenor saxophone
Percy Heath (tracks 4-6), Pierre Michelot (tracks 1-3) - bass
Kenny Clarke (tracks 4-6), Connie Kay (tracks 1-3) - drums

 

 

引き続きクリスマス曲集

 

12月はクリスマス~その11


韓国出身のプリマドンナ、Sumi Jo
カラヤンがその歌声を絶賛したという

先日釜山での公演では
ソウルから来た後輩のために
リクエストで歌った曲が
その日喉の調子が最初あまりよくなく
高音がなかなか出なかったといって
最後にその部分だけもう一度歌っていいかと
観客に許しを請う場面もあり
気取らない気さくな人柄がほほえましかった

そして声も体形も
そのままに衰えない、努力の人だなぁ

 

    O Holy Night -조수미 Sumi Jo & KBS Children Choir & Mostly Phil Orchestra

 

 

 

 

12月はクリスマス~その12


韓国のアコースティックデュオ
J ラビットの” let it snow let it snow let it snow”
【제이레빗 - Merry Christmas From J Rabbit】

インディーズから人気が出た二人組
JラビットのJはjazzのJではなくJesusのJと思われる
(JapanのJでもあるまい、まさか~)

韓国はいたるところに教会があって
後輩の悩みを何でも聞いてくれる
教会ヌナ(お姉さん)って感じなのかな
(もちろん教会オッパも人気あります)

ボーカルのジョン・ヘーソン정혜선の声もとてもいいけど
楽器のジョン・ダウン정다운は
ピアノ、ギター、バイオリン、作曲編曲と
何でもこなす多才な女の子
この季節、引っ張りだこなんだろうなぁ

 

         J Rabbit / 제이레빗 - let it snow let it snow let it snow

 

 

 

 

 

12月はクリスマス~その13


釜山オッパ~~!!
チョー・ヨンピルさんのアベマリア

声質がアル・ジャロウやジョニー・マティスを思い出します
いつ頃の録音なのだろうか
決してぶれないピッチとリズム感
発声いいですね さすがです

釜山のナイトクラブをまわって歌っていたのですが
「釜山港に帰れ」がある日突然大ヒットし
背が小さい首も短い無名の歌手が
ほかの歌手のリバイバルや民謡を歌っても
どんな曲でもあまりにもうまく歌うので
それから次々とヒットを飛ばし
大スターになりました
まさに実力派の歌手で
あまりこういう例はないみたいです

現在は釜山のヘウンデ
マリンシティという高級アパート街の最上階に
お家があると聞きました

今ではテレビには出ませんが
後輩のカリスマとして君臨
コンサートではファンのすごい熱気だといいます
オッパー~~~!!!

 

                 조용필 Ave Maria 아베마리아

 

 

 

 

 

12月はクリスマス~その14


鈴木勲さんのアベマリア


オマさんの使用しているベースは
ルネッサンス期のヨーロッパで用いられた
ヴィオラ・ダ・ガンバをモデルにして
今から42年前に本人が設計をして職人に創らせたもので
世界に一つしかない楽器だ
このオリジナル・ベースに
エレキベースの弦を張っているところがミソだって

アート・ブレイキーのバンドに入って
いろんなミュージシャンと共演してきたが、
心底感銘を受けたのは誰かという
インタビュー記事の質問の答えは興味深かった

やっぱり、何だかんだいっても、Philly Joeだね。
Art Blakeyも凄いけど。
Blakeyはピアノから全部教えてたね。
だから、それでよく聴いてる、周りを。
今僕もそうなんだけど、全部聴いてます。
周り聴いてないで自分のことで精一杯だと、いいグループができない。
全体を見ながら演奏してる人いないもんね、、

オマさんのことは
jazz愛好家の韓国人の間で
Blue Cityってアルバムがすごいと言って
情報が回って来たので
それで初めて興味を持った

そのアルバムは

【Isao Suzuki Quartet ‎– Blue City (1977)】
鈴木勲(b、Cello)
菅野邦彦(p)をフューチャー、
当時20歳の渡辺香津美(g)
井野信義(b)小原哲次郎(ds)
スガチンさんのなつかしいピアノにウルウル。。。

日本にいるときにはそんなにわからなかった
日本の文化のすごさを
逆に韓国人に教えてもらうことが
多いのです

 

                  AVE MARIA / Isao Suzuki

 

 

 

 

12月はクリスマス~その15


坂本龍一 戦場のメリークリスマス

韓国でもこの曲のファンが多く有名だ
ピアノのポピュラー教則本にも載っているくらい

一時身体をこわされて
また復帰されてよかった
教授、どうぞなにとぞお元気で
長く、長らく活躍してください

2009年のコンサート録音より
魂入ってる。

        Ryuichi Sakamoto- 'Merry Christmas Mr Lawrence'