THE CHINA WIFE MOTORSのBLOG

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Since 2001
Japanese Rock'n'Roll Style from Sakai City Osaka,JAPAN

Vo.G TSUNEHIKO KAJITA
Ba.Cho MASAKI NODA
Dr.Cho TOYOAKI NAGAI

自分にとっては辛い1週間だった。

先週まで一緒に酒を飲んでいた仲間の訃報。

普段からずっと会っている人ではなかったが、

もう10年以上、年に一回は必ず酒を飲み、

一緒に汗や涙、喜びを共にしてきた仲間だ。


思いもよらぬ訃報に悲しみ、怒り、後悔し、

俺はうちひしがれた。


昔から仲間や家族が死ぬと、

故人に対する想いは生きてる俺の中で消化するもの。と思っていた。

多くを語らず、

生きてる人間が無理矢理にでもその死を納得して生きていかねばならないと思っていた。

「薄情な男だ。」と言われたこともあったが、

故人と俺との関係性があったから、

周りにどうこう言われても何とも思わなかった。


だが俺も歳をとったのか、

死というものを身近に感じたのか、

耐えられなくなってきているのを感じる。

悲しみは深い。


そんな中で向かったのは東京赤羽。

今週もライブがある。


運転しながらずっとこの先のことを考えていた。

音楽のことや人生のこと、

家族や仲間。

いつも人が死ぬとこれの繰り返しだ。

そうやってみんな少しずつ成長していくものなのかな。

みんなはどうなんだろう?


悲しい想いは引きずってはいられない。

俺の個人の事情など来てくれるお客さんには関係ない。

そう考えていつもステージには喜怒哀楽の感情を極力無に近い状態にして上がるようにしている。

どっちにしろ、音が一発鳴ればぶっ飛んでしまうのだから。


コロナで延期になっていた今回のイベントROCKAFLASH。

EASTBAYのケイタロウ君から「THE COLTS、EASTBAY、チャイナとでスリーマンをしたい。」と言われ、

すぐにオッケーを出したがコロナによって延期による延期、

主催のケイタロウ君の心労は計り知れないものだっただろう。


そしてやっとこさ3年?4年?待って開催されたROCKAFLASH。

俺はTHE COLTSのイワカワさんのことがとても好きで、共演も久しぶりだった。

前回はマックショウでの対バンだったけど、

また共演できて嬉しい。


会場は待ちに待った感があってすこくいい空気感だった。

EASTBAYもすごく想いのこもったいいライブをしてたし、

THE COLTSのライブも何度見ても素晴らしく、

セットリストも感無量。

客席後方で踊り、そして泣いた。


俺たちも50分の時間を十分に楽しませてもらった。

ライブ中、死んだ仲間がちらついた。

見たこともない俺のライブにフラッと飛んできてくれたのかもしれない。

少しだけ気持ちが楽になった。


今日もまた、俺はライブに救われたんだ。


打ち上げでイワカワさんとケイタロウ君と3人でいろんな話をした。

イワカワさんとケイタロウ君の師弟関係も素敵だし、

音楽に対する考え方や愛情やこだわり、

人に対する接し方も素敵だ。


酒を飲み、いい感じで酔っ払って、

大阪に帰る機材車で、久しぶりにゆっくり眠らせてもらった。


ROCKAFLASHに参加させてもらって嬉しかったし、

また次回があるなら声をかけてもらえるように精進をする。

いろんなところから遊びに来てくれたみんなも本当にありがとう。


また今週もライブがある。

生きて会おう。


カジタツネヒコ