高校時代、私は商業科のある高校に通っていました。
現在私の母校は、2000年代に入ってから、他校との吸収合併により、制服と学校名が変わり、商業科も「総合学科」という名前に変わりました。
(後で調べたのですが、「総合学科」は元「商業科」だったのが大学受験にも就職にもフレキシブルに対応できるようにするために変化したものだそうです)
その当時は「オッケーバブリー」な時代で同年代の先輩や同級生、後輩もほとんど就職に困らなかった時代の話です。
(そのせいか、その下の「ロスジェネ世代」「ゆとり世代」「さとり世代」からは、私たちの世代は結構嫌われているという噂を耳にしたことがある…)
商業科なので普通科ではやらない、「簿記」「商業経済」「商業法規」などの商業科目の勉強をしていました。
その中で「計算事務」という教科があり、わかりやすく言うと私達昭和世代は「そろばん」、平成に入ってから(80年代生まれ世代位から)「電卓」に変わりましたが、いかに素早く計算できるか、その技術を教えてもらったり、練習をする科目です。
(要はそろばん塾でやることを高校でやるということです)
担当の先生は元々市内のそろばん塾の先生で、副業で「計算事務」の非常勤講師として、週に1回か2回、教えに来ていました。
その先生は自己紹介の時に、「私の特技は手相占いです。良かったら、授業が終わってから(手相を)見てあげますよ。」っておっしゃったのです。
そうしたら、もう、みんなその先生の所に行くわ、行くわ…
ただ、休み時間は10分だったので、先着2名までという感じでした。
その先生の占いは結構当たるらしくて、占ってもらったクラスメートは「うわー、めちゃくちゃ当たってるわ~」って言っていたので、素人占い師としてはなかなかの腕前だったと思います。
しかし、私はというと、生まれつき小心者でビビりだったせいか、本当は興味津々なくせに、勇気が出なくてその先生に占ってもらうことなく進級してしまいました。
(計算事務は確か1年生の間しか履修しなかったと思います)
今思えば、勇気が出なかったというよりは、自分の内面をクラスメートに知られてしまうのが、怖かったのかもしれません。
あれから20年以上たち、スマホを持つようになり、無料の手相占いアプリを入れてみて占ってみました。
結果は「よく言えば個性的な芸術家タイプ。悪く言えば変人。」だったような…
まあ、占星術とかタロットが好きという時点で充分変人であることは、当たってます(笑)
しかし、手相の本を読んでも、どこが生命線か感情線か未だによくわからないです。
私には手相占いの才能はないということか。
ご覧いただき、ありがとうございます。