小姐にハマる悲しき駐在員① A氏その⑦ 拒絶の中で | ★中国で恋愛★

小姐にハマる悲しき駐在員① A氏その⑦ 拒絶の中で

この日曜日、A氏はS市にやってきた。

仕事だからしようがないのだが。

普通なら金曜入りなのだが、日曜日入り。

それほどS市には来たくなかったのだろう。


日曜日の晩に会った。

2人でDVDを見ようという。

野郎と2人きりで見る気のない私は(冷酷?)、

早々と寝床に入ってしまった。

だって、A氏、無茶苦茶くらいんだもの。

振られてから丁度1ヶ月。それでも暗い。


明けて月曜日。

昼食を一緒に食べに出かけた。

A氏は窓から見えるS市を眺め、

「だいっ嫌いS市。」とぽつり。

「あれだけ好きだったじゃない?」

「どうしてこんなに引きずるんだろうなあ。」


実はその日は私の誕生日。

夜は友人と通称“ノーパンしゃぶしゃぶ”に行く予定であった。

だが誕生日であることをA氏に告げると、

「他の店にしようよ。」という。

彼は彼女に振られた後に行ったとあるKTVの小姐が気に入り、

その小姐が店を変わったので、その店に行きたいのだ。

でもその日は俺の誕生日だ。譲るわけには行かない。


だが、夜、仕事が若干遅れ、“ノーパンしゃぶしゃぶ”に行く時間ではなくなってしまった。

結局私とA氏と悪友K氏で日本料理屋に行った。

そしてこの後どこに行こうかと会議。

A氏はもちろん最近お気にのいる例の店に行きたいという。

私は「おい待て。今日は俺の誕生日だぞ。決める権利は俺にある!」

と主張をするが、

A氏は自分の最近の寂しい気持ちを打ち明ける。

で、仕方ないからA氏希望の店に行った。

A氏のお気には綺麗な小姐だったが、S市出身。

騙されなきゃいいけどなあ。


で、昨日の火曜日。

私は他の城市へ移動。

A氏はS市に居残り。

夜、A氏は悪友K氏と食事をした。

A氏「Kさん、『C子の店に行きましょうか』なんて、

誘ってきたりしないかなあ、なんて考えたりしてんだよねぇ。」

と言われると、K氏も誘わないわけにはいかない。

で、今日水曜日に行くことにしているらしい。

さて、どうなることやら、、、、


最近A氏がC子をあきらめたきっかけがわかった。

A氏はC子に「結局あなたは最後は何が望みなの?」

と聞かれたらしい。

それに対して「結婚したい。」と言ったらしい。

すると「それは絶対出来ない!」とはっきり言われたらしい。

また、タクシーの中でキスを迫ったところ、

かなり拒絶されたらしい。


脈なんて、、、、全然ないじゃん!

誰が「結婚して」なんて言葉を待っているの?

もうA氏はストーカーの域に入っているのかもしれない。


で、もう脈ないのに、それでもA氏は今日、C子の店に行くのだろうか!?


誰かこの寂しきA氏を立ちなおさせる方法があれば教えてください。