![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240717/01/chinachina-chan/d6/7e/j/o0810108015463995327.jpg?caw=800)
小説界での怖くて怖くて震える女ベスト3。
甲乙つけがたいそのうちの1人の女、リカの物語が完結したようです。
リカ·クロニクルと銘打っての本書で第9弾、第1弾の「リカ」と出会ってから早くも20年以上時がながれました。
それからの8冊はあえての時系列バラバラ、そして完結した今、あえて時系列順に読むのもありですね。
でも、やはり忘れられない「リカ」との出会い。
あの最初の1冊で私はやられました。
強烈に怖かった。
スケベ心出したが為に、とんでもない窮地に追い込まれていく妻子持ちのサラリーマンの話から、とんでもない怪物が育っていきました。
やはり、あの1冊に凝縮されてるのではないでしょうか。リカという愛を求める怪物が。
完結編の本書では、唯一リカを困惑させれる相手、対抗できる相手の登場でリカ遂にはここまでか、となりあっという間に読み切りました。
完結編リボーン、でも忘れた頃に後ろに、ってならないでしょうか。
そして、ドラマ化はやっちゃった感満載で残念でした。
何せリカ役が高岡早紀さん。
あんなに綺麗で柔らかい感じじゃないんですよ、物語のリカも整った顔立ちではあるものの、リカを形容する時に必ずつく、土気色のカサカサ乾いた肌と、卵が腐ったような悪臭、本書のリボーンでは魚を酢で煮詰めて腐らせたような悪臭とありました。
また最初の「リカ」読みたくなりました。