4+7落選の7品目が値下げし、再度インターネット入札へ

 

4月24日、遼寧省医薬品消耗品集中購買事務局は《Amlodipine Besylate等7つの医薬品の瀋陽・大連2都市における値下げおよびインターネット入札への再参加に関する通知》を交付した。

 

遼寧省は先日、4+7都市医薬品集中購買で落選したいくつかの製品の値下げ申請を受領した。その製品には、江苏黄河药业のAmlodipine Besylate、国药集团致君(深圳)制药のCefuroxime、浙江海正药业のRosuvastatin Calciumが含まれている。

 

上記3社の7製品は、段階的に下げ幅の規定をクリアし、瀋陽・大連2都市においてインターネット入札へ再参加することが承認され、4月25日0時より新価格にて取引が開始された。

 

続く値下げ

 

4+7落選品については、遼寧省では既に125製品が値下げをしている。

 

3月8日、遼寧省医薬品消耗品集中購買事務局は《4+7都市医薬品集中購買入選結果および落選製品の段階的な値下げ結果に関する通知》を交付、4+7で落選した製品の値下げ結果を公表した。

 

主なものとしては、PfizerのAtorvastatinCalcium Tablets(20㎎*7片)は遼寧省で42.77元へ値下げ、BMSのEntecavir Tablets(0.5㎎*7片)は141.53元へ値下げ、石药欧意のEnalapril Maleate(10㎎*20片)は11.7元まで値下げしている。

 

値下げしないものは使わない

 

値下げが必須な場合もある。

 

遼寧省は以前、期限内に規定に従って値下げの自主申請をしない場合、或いは下げ幅が規定に達していない場合、その製品の遼寧省でのインターネット入札を取り消しすると発表している。

 

上海も同様に、《4+7都市医薬品集中購買上海地区補足文書》において、今回の集中購買で落選した同品目における最高額の製品は、上海の2017年入選価格(あるいはインターネット入札価格)に基づき、段階的に値下げを達成した場合にのみ、引き続き販売できると規定している。

 

これに基づき、Novartisのオリジナル薬ImatinibMesylate(100㎎*60片)は7,182元まで値下げし、最低価格を更新した。

 

帯量購買後の影響、値下げで勝負に挑む

 

4+7の影響は非常に大きく、25の医薬品が値下げしただけでなく、基本的には価格体系の再構築、営業プロモーションや生産モデルの調整などを行うことで、帯量購買の新たな形勢に対応している。入選製品に追随して値下げをするのは、最も直接的な方法と言っていいだろう。

 

国海証券によれば、PDB上海サンプル病院のデータからみると、帯量購買入選企業の市場シェアに明らかな変化があり、最終的には市場シェアを独占している。

 

帯量購買後の効果は明らかで、入選し販売量を増やすだけでなく一定のシェアを維持するために、次々と値下げが行われているのである。

 

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