中国管釣り情報 〜ルアーで釣っチャイナ〜 -7ページ目

中国管釣り情報 〜ルアーで釣っチャイナ〜

中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、釣り場環境面は大いなる発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。ここでは中国国内のルアーポンドと、そこで釣った魚を中心に紹介していきます。

・所在地区 ———— 嘉定区沪宜公路5051号 嘉北郊野公园内
・システム ———— CR (持ち帰り不可)
・ポンド数 ———— 1
・事前予約 ———— 不要

 

 

 

・利便性  >>> ★★★
・魚種数  >>> ★
・環境面  >>> 
★★★
・難易度  >>> ★★★(2023年11月時点)
・混雑度  >>> ★
・お勧度  >>> ★
(2023年11月時点)

実釣済魚種:ノーザンパイク

 

 

 

■釣堀>>017:で紹介した、渭上庄园と同じ嘉北郊野公园内にある釣り堀なのだが、前回遊びに来た際には気が付かなかった。というより、本来ここに来るつもりが、勘違いで渭上庄园の方に行ってしまってたらしい。ここはRC路亜のオーナーが、新RC路亜よりも多様にルアーフィッシングを楽しむ為に、ブラックバスは入れず、各種大型魚を中心にしたルアー専用のCRポンドにしていくとの事なので、今後に期待大なのだが、現時点ではポンド整備中の影響もあり、入れてる魚種もストックも少なく、相当なタフポンドとなっている。

釣り場は広めの1ポンドのみで、構造上岸辺に降りることが出来ないため、取り込みを考えるとキャスト可能なポイントは限られている。

 

 

 

 

※ 詳細住所について:全ての釣堀オーナーに掲載許可を取っている訳ではないので詳細住所記載は控えております。百度地図をはじめとした現地の地図appで釣堀名を検索すれば大体は表示されると思いますが、もし住所を知りたい場合はコメント欄等何らかの方法で御連絡頂ければ返信させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fugu obscurus

正式な中国名は暗纹东方鲀だが、単純に淡水河豚と呼ぶ方が一般的。中国をはじめとした東シナ海、南シナ海、日本海の固有種で、日本ではメフグとも呼ぶ様だ。普段は内海〜外海で生活しており、繁殖時期を迎えると河川へ入ってくるらしい。上海近郊の長江沿いではちょこちょこ見掛けていたのだが、今回初めて狙ってみた。雑食性で、甲殻類から貝殻類、水生昆虫に糸状藻類と何でも食べるとの事だったので、難しくはないと思ったのが大間違えで、中々口を使ってくれず、サイトで数時間追い回し、執拗に口元へワームを漂らせ(無論間隔をあけて)、ようやく観念したかのように渋々啄んでくれた。

種別:在来種
難易度:★★★
最大サイズ:40cm〜

 

 

執拗に追いかけ回され、ご立腹ならぬご張腹でグーグーと声を上げる様は、クレームを入れられてるようで、思わず謝ってしまった。

 

 

 

 

 

・所在地区 ———— 崇明长兴岛凤凰公路东侧秋柑路199号 长兴岛郊野公园内
・システム ———— 持ち帰り不可
・ポンド数 ———— 1 (クリーク)
・事前予約 ———— 要

 

 

・利便性  >>> ★
・魚種数  >>> ★
・環境面  >>> ★★★★

・難易度  >>> ★★
・混雑度  >>> ★★
・お勧度  >>> ★


実釣済魚種:スカイゲイザーイエローチークタイリクスズキノーザンラージマウスバス

 

 

敷地面積が29.8平方kmと広大な(渭上庄园編に引き続き、全くの余談なのだが、東京ドームの敷地面積が0.047平方kmなので、約634個分)自然公園の中の水辺の一部を網で囲ってブラックバスを放流し、ルアーフィシング用に解放しているのだが、元々この辺りの水路は長江と接続しており、公園として整備化する以前から生息していた、ネイティブのイエローチーク、スカイゲイザー、タイリクスズキの三種は、未だ極少数ながら残っている?と思われる。

 

©2023 GS(2011)6020 Imagery ©2023,Airbus,CNES/Airbus,Maxar Technologies.

 

赤枠内が網で囲ってあるルアーフィッシングエリア。

ネイティブの三種が極少数となってしまった理由は、開園当時バスフィッシングポンド化を進めていた運営会社(現運営会社とは異なります)が、ブラックバスを捕食してしまう大型魚は駆除対象とし、釣った人間には賞金を出し、リリース禁止(まーリリース禁止でなくても、持ち帰り禁止でなければ、持ち帰られるのがデフォルトだが)という蛮行とも言える愚策を行ったせい。外来種を居着かせる為に、古来種を駆除するという暴挙は、2023年10月現在進行形の何処かの国を彷彿させる。

 

数は多く無いが、エレキ装備のレンタルボートがある。

 

 

ポンドというより、入り組んだ小型クリークといった感じで、陸っぱりも可能なのだが、魚は基本的に岸辺に着いて居るので、ボートで流しながらこまめに岸打ちをしていくのが効率良い。

 

此処も上海荷风路亚基地と同様に(奇しくも、ここでもDAIWAさん主催のルアーフィッシング大会が行われている...)、バスフィッシングへ全振りしており、ノーザンラージマウスバス以外は放流していないので、バサー以外はモチベーション維持が簡単では無いかも知れない。

 

以前は無かった、本湖沿いに出来た体育館の様な巨大な建築物の中には、ルアーテストが出来る大きな水槽設備を備えた釣具屋が店を構えていた。

 

 

本湖。

水路を封鎖してのバスフィッシングポンド化以前には、ネイティブのイエローチーク、スカイゲイザー、タイリクスズキの大型魚と言えるサイズが、接続していた長江からそこそこ入ってきており、何度も楽しい目に合わせて貰ったのだが(憚りながら当然全てリリースしていた)、上述した愚策が功を奏し、かつての楽園は失楽園へと変貌を遂げており、今回大型魚に遭遇することは無かった。

 

 

 ここは、ネイティヴの大型魚を合法的に狙える希有な釣り場だったので、6.7年前には足繁く通っていたのだが、当時唯一の交通手段であっ渡島バスが廃線となり、その後コロナ禍を挟み、数年振りの訪問となった今回、また一つ、貴重な釣り場が一部のフィッシングビジネス関係者のエゴで、人為的に消失させられてしまったという現実に、遣る瀬無さだけが残った。

 

 

 

 

 

 

 

※ 詳細住所について:全ての釣堀オーナーに掲載許可を取っている訳ではないので詳細住所記載は控えております。百度地図をはじめとした現地の地図appで釣堀名を検索すれば大体は表示されると思いますが、もし住所を知りたい場合はコメント欄等何らかの方法で御連絡頂ければ返信させて頂きます。