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中国管釣り情報 〜ルアーで釣っチャイナ〜

中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、釣り場環境面は大いなる発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。ここでは中国国内のルアーポンドと、そこで釣った魚を中心に紹介していきます。

ここ最近、所用にて月一位のペースでタイ王国へ赴いている。一応業務がメインなので、合間にという事になる訳だが、どちらがメインなのかよく判らない位の頻度で (浪費時間を見れば非常に明白) 、衛星Mapを眺めては水辺へと足を運んでいる。
普段住んでいる中国では、ネイティブフィールドで釣りをすること自体への規制の厳しさ、そして枯渇させてしまった資源の乏しさから、管理釣り場でロッドを振る日常を余儀なくされているので、せめて他国では自由に彼方此方で、思う存分ロッドを振りたいので (無論当地の法規遵守は言う迄もない)、常にタックルは携行し、魚の気配を感じたらドブから水溜迄、何処にでもルアーを放り込んでいる。

バンコク市内のドブ

バンコク近郊のカナル

バンコク近郊のカナル

バンコク市内のドブ

バンコク市内のドブでは、かなりの頻度で遭遇するミズオオトカゲ Varanus salvator。一体どれ位の数が生息しているのだろうか。

 

 

10時間程のドライブで北部へ移動。

 

 

当然ながら水質が一気に変わった。

 

オニヤンマにそっくりのカラーリングだが、サイズ感が全く異なる。
 

タイ北部の某都市の水路

 

雨季のせいなのか、さらに北部から流れる河川は飲めそうな位見事なタイティー色。

 

先週末、コロナ禍で途切れていたプリスポーンモンスターイエローチーク遠征へ、実に3年振りに行ってきた。この「明珠湖」は、恐らく私の知る限り上海近郊では唯一、然るべき手段で正規の許可を受ける事により、100%合法的に150cmクラスの巨大魚を狙える天然淡水湖で、ルアーマンに限って言えば中国屈指のメジャーレイクだ。数々の釣り番組でも取り上げられているので、ご存じの方も多いであろう。


 この明珠湖は、上海市内より車で三時間弱、世界最大の河口沖積砂島である崇明島の南西端に位置し、崇明島国家地質公園の一部分で、国家生態観光モデルとして国家5A級旅遊景区となっており、湖の総面積は4.2㎢、元々は長江南支流の一部分であったのを、70年代に堤防を施工し現在の形となったらしい。

© 腾讯地图

 

前日迄は快晴続きだったのにも関わらず、釣り当日、しかも市内出発時に小雨がパラつき出し出船時には本降りに、更に過去一の増水でコンディションは非常に良くない。これには、それと確信できる確固足る理由が有る。

 

 

今釣行はモンスター狙いに試してみたいジャイアントベイトパターンが有ったのだが、増水の影響で本来水門を開けた際に起こる、長江からのベイトフィッシュを巻き込んだ流入が起らず、逆に湖側から長江に流出してしまうという状況で、想定していたパターンは試せなかった。

 

 

本命のイエローチーク 鱤鱼 は、ちょこちょこと釣れるには釣れるが、どの個体も狙ってるサイズからは程遠い。

 

 

今回の遠征で唯一の収穫は、ずっと気にはなっていたのだが、長いことお目に掛かれなかった蒙古红鲌(通常は红尾と呼ばれることが多い)Culter mongolicus をようやく釣る事が出来たことであろうか。このフィッシュイーターの生息範囲は広く、北はロシアから、南は海南島迄生息して居り、地域に寄っては狙って釣るのも難しい魚では無い様だが、上海近郊では非常に個体数が少なく希少魚に入る。

 

今釣行では、他にそこそこのサイズのタイリクスズキ Lateolabrax maculatus を2本獲って計8本。天候や状況を考えると、妥協範囲なのかも知れないが、このサイズを釣る為に高額なフィッシングライセンス費を払い、足掛け何年も明珠湖に通っている訳では決して無いので、またしても未完の釣行となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・所在地区 ———— 青浦区赵巷镇和睦村4队290号
・システム ———— 2匹まで持ち帰り可
・ポンド数 ———— 1
・事前予約 ———— 不要

 

 

 

・利便性  >>> ★★★★★
・魚種数  >>> ★
・環境面  >>> 
★★★
・難易度  >>> ★
・混雑度  >>> ★
・お勧度  >>> ★

実釣済魚種:マンダリンバスチャネルキャットフィッシュノーザンラージマウスバス

 

 

■釣堀>>022で紹介した嘉年华路亚森林营地の二号店。こちらも上海市中心部より、地下鉄で(最寄駅よりシェアサイクルもしくはタクシー)アクセス可能な、貴重な釣り堀の一つでは有るが、別段面白味のない変形の中型ポンドのみで、魚種も上海近郊釣り堀レギュラー陣の三種(スカイゲイザーは未釣)と、釣り堀になる前から生息してたらしいキャットフィッシュのみと、全くもって新鮮味にも面白みにも欠けるのだが、

 

オーナー曰く、そもそも二号店はキャンプと言うのか、グランピングと言うのかがメインで、BBQ設備も併設された建て付けの個棟施設でキャンプ気分(中国語で言うところの户外活动)を味わいながら釣りを楽しむと言う、家族サービス向けの施設との事なので、釣りメインで遊びに来る施設で無いことは間違いなさそうだ。

 

 

 

 

 

 



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