大分時間が空いてしまい恐縮なのですが、以前ご質問頂いておりました、中国の菅釣りにおけるタックル選定について、今更ながら参考までに書かせて貰います。
先ず、言わずもがなの事ではありますが、タックル選定は、どの様なロケーションで、どれ位のウエイトのルアーを、どれ位の距離飛ばし、どのレンジで、どの様なアクションを演出し、どれ位のサイズのターゲット(対象魚)を狙うのかに依り千差万別かつ、釣り師の嗜好、見解により三者三様なので、あくまで私の個人的な嗜好で、使用頻度順に4セット記載します。
◾️1.
ロッド:カーボンL / レギュラーテーパー / 183cm
リール:スピニング1000番 / 5.2:1
ライン:PE0.6号+ナイロンリーダー1.5 or 2号
主なターゲット:スカイゲイザー(小型)、マンダリンバス、ノーザンラージマウスバス等、50cm程度迄の小型魚全般
◾️2.
ロッド:カーボンML / ファーストテーパー / 200cm
リール:スピニング1000番 / 6.2:1
ライン:PE0.8号+ナイロンリーダー2号
主なターゲット:スカイゲイザー(中〜大型)、イエローチーク、チャネルキャットフィッシュ等、100cm程度迄の中〜大型魚全般。
◾️3.
ロッド:グラスUL / スローテーパー /199cm
リール:スピニング500番 / 4.8:1
ライン:PE0.2号+ナイロンリーダー0.8 or 1.2号
主なターゲット:ジーユウ、マーコウ、シャープベリー等、20cm前後の超小型魚全般
◾️4.
ロッド:カーボンML / レギュラーテーパー / 167cm
リール:ベイトキャスティング100番 / 6.3:1
ライン:PE0.6号+ナイロンリーダー1.5 or 2号
主なターゲット:このセットはターゲット別の使い分けというよりは、近距離でアキュラシーが必要なシチュエーションでのみ、魚種問わず使ってます。
ロッドは全て、こういう強度、テーパー、尺、ガイドシステム、グリップが使いたい、試したいと思った際に、自分仕様をハンドメイドで適当に組んでいるので、メーカー製品例を挙げることが出来なく(恐らく、もう15年以上メーカー製ロッドは使ってないものでして)、全く参考にならないかも知れません。
リールに関しても別段、特定のメーカーに拘りは無く、私の場合、リール選定の優先順位として、
1.ギア比
2.ラインキャパ
3.デザイン
4.ラインローラーの構造
5.ドラグの仕様
といったところですが、金やら赤やらケバケバしい差し色を多用し、現実離れした配色の外観は苦手なので(実際、釣り具以外であんなカラーリングの服や、携帯、アクセサリー等を好む方が多いとは思えないのですがね...)、実際のところ3.のデザイン、特にカラーリングの比重が大きいです。
かなり駆け足で大雑把な説明ではありますが、ごく一部を除いて、中国の大半の釣り堀では、それ用にわざわざタックルを新調する必要は全くなく、日本で渓流やバス釣りをやられていた方でしたら、そのまま流用可能ですが、シーバスタックル迄いくと、使えない事は無いですが少々オーバースペックかも知れません。また、ラインやフック、簡単なルアー等はタオバオ等の中国ECが使えれば、いくらでも買えますし、小さな売店が併設されてる釣り堀も多いので、その場合は現地調達も可能です。
各ロッド、リール別の詳細については、何れまた書こうと思ってます。