浅田真央について言いたいことを書く週間 | ちんちくりん的視点 “warped view”

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浅田真央が引退しました

わかってはいたけれど、とうとうこの日が来てしまいました、、、

真央についてあれこれ書く機会ももうなくなってしまうので、思いつくままに書き留めておこうと思います


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彼女のことは、「天才少女現る?!」と騒がれ始めたころから注目していました

2005年グラプリファイナルで衝撃の初優勝を飾った天才少女をひと目見ようと、その年の全日本フィギュアスケート選手権大会を観に行ったのが始まりでした

それはトリノ五輪の出場選手を決める大会でもあって、3枠の権利をめぐって実力拮抗する上位5選手がしのぎを削る、ものすごい試合でした

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荒川静香、村主章枝、安藤美姫、恩田美栄、中野友加里

それぞれが世界で戦える技術を持った高いレベルの激戦

フィギュアスケートがあれほど熱く火花を散らすのを目の当たりにしたのはもちろん初めてのこと、そのハイレベルな戦いの中にあって、出場権争いとは無関係だった浅田真央は、まったく異次元の世界にいました

2回のトリプルアクセルは衝撃的だったし、軽やかにふわふわキラキラ舞う姿は、高橋大輔のいうとおり「この世のものでない天使」そのものでした

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浅田真央の鮮烈デビューで、日本のフィギュアスケート黄金期が始まります

僕を含め、あの全日本をきっかけに、日本には真央の他にも魅力的な選手がたくさんいるということに気づいた人は多かったと思います

伊藤みどりの時のブームとは明らかに違う、フィギュアという競技そのものに一気に関心が高まった瞬間でした


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それから11年間、ハードディスクのクラッシュで失った2011-12年シーズンを除いて、放送されたほぼ全ての試合の録画を保存してあります

シーズンを重ねるごとにフィギュア関連番組は増え、ディスクは膨大な数に膨れ上がってしまいました

僕の中では、あの全日本の演技が最高のものとして刻まれていて、〈この世のものならざる天使〉の再降臨を観るために、これまでずっとフィギュアを追いかけてきたような気がします

ここにあるアーカイブのほぼ全ての大会に浅田真央は出場していて、ほぼ全ての大会で表彰台に乗っています

戦いの渦中に飛び込んで「勝ち」を求められるようになってからは、〈天使〉性よりも〈表現者〉〈アスリート〉の側面が強くなっていきますが、いい時も悪い時も常にドラマを生み続け、人々を惹きつけ続ける天性のタレントは、やはり〈この世ならざる〉ものとしか思えない、、、

そういえば、いつのころからか彼女の面立ちが「弥勒菩薩」にそっくりだという声をちょいちょい耳にするようになりました

確かに、スケートのことは分からなくても、誰もが彼女に惹きつけられる理由のひとつは、そこにあるのかもしれない

引退会見で少しふくよかになった顔を見て、つくづく菩薩様的だな〜と思いました

浅田真央は引退して〈天使〉から〈仏〉さまになるのかもしれない、、、?!

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〓ちん〓